女優の黒木華が、2024年放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』に出演することが20日、発表された。『真田丸』(2016年)、『西郷どん』(2018年)に続き、3作目の大河ドラマ出演で、柄本佑演じる藤原道長の嫡妻・源倫子(みなもとのともこ)役を務める。
大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の女性文学といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。吉高由里子が主人公・紫式部(まひろ)を演じ、大石静氏が脚本を手がける。
黒木が演じる、藤原道長の嫡妻・源倫子は、左大臣家の姫で、宇多天皇のひ孫。おおらかさと強さを併せ持つ女性で、道長の出世の道を支え、ともに歩む。紫式部とも交流があり、不思議な関係が築かれていく。
黒木は「藤原道長の嫡妻・源倫子のお話をいただいたとき、『このドラマでの彼女は一見くったくのないお嬢様に見えるが、実は周囲が見えていて、本当の意味で統率力のある女性』と伺いました。久々の大河ドラマの出演ですし、連続テレビ小説『花子とアン』以来の共演となる吉高さんとのお芝居も楽しみにしています。藤原道長の嫡妻として、紫式部とはまた違った関係を築いていくさまを見ていただけるとうれしいです。倫子の持つ明るさや強さを、ユーモアをもって表現できればと思います」とコメントしている。