Speeeは3月10日、「住宅ローン返済の動向に関する調査」の結果を発表した。調査は2月24日~27日、住宅ローン返済中の世帯年収500万円以上の30代~60代の既婚男女400名を対象にインターネットで行われた。
まず、住宅ローンの種類を聞いたところ、「変動金利」が63.7%、「固定金利」が36.3%という結果に。
「家計の支出に占める住宅ローンの割合が何割になったら負担を感じますか?」と尋ねたところ、「2割以上3割未満」(33.0%)や「3割以上4割未満」(30.8%)が多く、家計に占める住宅ローンの割合が2割以上になると、約8割の人が返済に負担を感じることがわかった。
続いて、金利上昇によって住宅ローンの返済が滞る可能性について聞いたところ、3.8%が「確実に滞る」と回答。また、20.0%が「滞る可能性がある」としており、およそ4人に1人が、今後金利が上がった場合に、返済できない可能性があることが判明。
そこで、「住宅ローン返済が滞る場合、すまいの売却を検討しますか?」と尋ねたところ、約6割が「検討する」(9.0%)あるいは「場合によっては検討する」(50.3%)と回答。「(場合によっては)検討する」と回答した人の住宅ローンの割合をみると、うち67.9%が「2割以上」であることがわかった。
続いて、「自宅を売却した代金で住宅ローンは完済できそうですか?」と質問したところ、7割以上が「確実にできそう」(24.5%)、あるいは「おそらくできそう」(49.7%)と回答した。
また、すまいの売却を「検討しない」と回答した人に対し、売却以外の対処方法を聞いたところ、54.0%が「わからない/決める必要がない」と回答。次いで「一括返済」(17.8%)、「出費を抑える」(8.6%)と続いた。