フジテレビ系ドラマ『女神の教室~リーガル青春白書~』(毎週月曜21:00~)がこのほど、オールアップを迎えた。最終回は、きょう20日に放送される。

  • (前列左から)前田旺志郎、北川景子、山田裕貴 (後列左から)河村花、南沙良、高橋文哉、前田拳太郎=フジテレビ提供

最初に撮影を終えたのは山田裕貴。スタッフの「ただいまをもちまして藍井仁役、山田裕貴さんオールアップです!」の声と共に、北川景子が藍色の花束を山田に渡すが、北川の目には涙が浮かんでいたようで、その姿に山田も「もらい泣きしちゃう…」と感極まった様子。また、「この役はすごく難しく、みんなとあまりしゃべれなかったので、少しさみしくもあった」と、天才で変わり者な藍井という役に苦労したことを明かすとともに、「(役作りで)あまり現場でコミュニケーションが取れなかったのですが、普段はもっとしゃべります!(笑)」と笑いを誘った。

続いて、及川光博も北川とのシーンでクランクアップ。恩師と元教え子という間柄を演じた北川と抱き合って互いをねぎらいつつ、「またいつか皆さんと、できればマスクを外した状態でご一緒できますよう精進してまいります! チャオ!」と、“ミッチースマイル”で現場スタッフと共演者に感謝を述べた。

そして教員役では最後のクランクアップとなった北川は、ロースクール時代の同期・横溝太一役を演じた宮野真守と共にクランクアップ。夜遅くまで続いた撮影の中だったが、苦楽を共にした監督から花束を受け取ると「皆さんと一緒に“いい作品を作りたい”と、一つの目標に向かって過ごせたのはかけがえのない日々でした」と笑顔で撮影期間を振り返った。

さらに、北川のクランクアップ現場には学生役の南沙良、前田旺志郎、河村花もプライベートで駆けつけ、柊木先生の卒業を見守った。

コメント全文は、以下の通り。

■北川景子
「今回は『ブザー・ビート』のときにご一緒した野田(悠介プロデューサー)くんからお話しをいただいたので、それだけですぐ“出演したい”と思っていました。そこから実際に台本を読んでみて、人と向き合うことや話し合うことの大切さ、何かを一からじっくり考えることの大切さを、人との関係が希薄になっている今だからこそ描ける作品に参加できてすごくうれしかったです。すてきなスタッフ、キャストの皆さんと一緒に“いい作品を作りたい”と、一つの目標に向かって過ごせたのはかけがえのない日々でした。個人的な話にはなりますが、子どもを生んだときに“もう連続ドラマの現場に携わっていくのは難しいかな”と感じていました。でも、この場に立たせてもらっているのは本当にみなさんのご協力のおかげだと思っています。まだまだドラマ制作に携わっていたいという熱意というか野心を再び持つことができて、子育てと仕事をしながらでも社会とのつながりを持てるんだという自信にもなりました。本当にみなさんのおかげでした!長い時間ありがとうございました!」

■山田裕貴
「人生に何も意味を見いだせない役をやってみたかったのですが、それが今回かなうとは思いませんでした。でも実際にやってみたらすごく難しくて…。みんなとあまり関われないし、それが少しさみしくもありましたが、それは藍井のキャラとしてはいいのかなと思いつつ。そんな中でも、この現場に来たら楽しいなって(自然と)笑っていたり、またみんなに会いたいなって思わせてくれたり、本当にありがとうございます!北川さんの月9初主演作に関われたこともありがたいですし、学生役のみんなともっとお芝居の中でしゃべれたらよかったなと思います。この役になってから現場であまりしゃべらなくなったので…普段はもっとしゃべるんです(笑)!スタッフの皆さんとあまりコミュニケーション取れなかったと思うんですけど、次また別の現場でお会いしたときは明るく話しかけていただけたらうれしいです。お疲れ様でした!」

■及川光博
「お世話になりました。オリジナルストーリーということで、どういう展開になっていくのかハラハラしつつ、またそれを楽しみつつ参加させてもらいました。またいつか皆さんと、できればマスクを外した状態でご一緒できますよう精進してまいります。ミッチーでした、チャオ!」

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