FLIEは3月10日、「住宅ローン金利」に関する調査結果を発表した。調査は1月31日~2月14日、住宅ローンを活用し住宅購入を検討されている男女240名を対象にインターネットで行われた。
まず、住宅ローンの頭金(対物件価格比率)はいくらを想定しているのかを教えてもらったところ、4人に1人が「頭金無し」(25.0%)と回答。一方で、頭金の相場が住宅価格の2割以下と言われる中、2割以上の頭金を想定する人が34.2%もいることがわかった。
「金利タイプ」については、「固定金利」(50.8%)が半数を占め、「変動金利」が39.2%、「固定金利期間選択型」が9.2%という結果に。この結果を、回答者が検討している「物件の価格別」にみると、物件価格が下がるほど「変動金利」より「固定金利」を選ぶ傾向が見てとれた。
また、最近の「金利上昇に関するニュースによる影響度」について聞くと、金利タイプを選ぶ判断基準に「影響はない」という人はわずか5.0%という結果に。最多回答は「大きく影響する」(40.4%)で、95%が「金利上昇のニュース」に少なからず影響を受けているよう。さらに、「購入意欲」への影響を聞いたところ、51.3%が「下がった」と回答した。
次に、「住宅ローン借り入れにおいて不安に思っていることはなんですか?」と質問したところ、「将来的な住宅ローンの支払い」(51.7%)がトップに。次いで「将来的な金利の上昇」(44.2%)、「適切な返済プランの立案」(35.4%)と続いた。