一度参加の返事をした飲み会に諸事情で行けなくなってしまった....。

こんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。行けなくなってしまったことは仕方ないですが、関係性を壊さないためにも断る際は上手く伝えたいですよね。

そこで本記事では、一度行くと言った飲み会の上手な断り方を紹介します。また、やってはいけないNGな断り方もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

一度行くと言った飲み会の上手な断り方

  • 一度行くと言った飲み会の上手な断り方

参加すると言った飲み会を上手く断るには、納得してもらえる理由を相手に伝えることが大切。納得してもらいやすい理由とは、一般的に飲み会よりも優先順位が高いと思われていることです。具体的にどのようなものが挙げられるか紹介していきます。

家庭の都合で行けなくなった

職場の飲み会の場合、家庭はプライベートな領域であり、簡単に踏み込めません。そのため「家庭の都合」であれば、飲み会を断る理由として納得してもらいやすいでしょう。

特に子どもや家族の体調不良は、いつでも起こりえることで、仕方のないことです。「子どもが熱を出したから」「家族の体調が悪いから」などの理由なら、相手に納得してもらえます。

<例文>
子どもが熱を出してしまい、飲み会に参加できなくなってしまいました。急で申し訳ありませんが、今回は欠席させていただきます。

体調が悪い

「体調が悪い」というのも納得してもらいやすい理由の一つです。体調が悪い人を無理やり飲み会に連れて行こうとする人はあまりいません。

伝える際は、「頭が痛い」や「お腹が痛い」など、なるべく具体的に伝えましょう。また、当日に体調不良で急遽欠席する場合、幹事やお店にも迷惑がかかる恐れがあるので、申し訳ないという気持ちもきちんと伝えられるとベストです。

<例文>
午後から急な腹痛で体調が優れないため、今回の飲み会は欠席させていただきます。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

仕事が終わらない

「仕事が終わらない」という理由も、飲み会の欠席理由としては理解してもらいやすいといえます。

社会人であれば「急に期限の短い仕事を振られてしまった」「急に残業を頼まれてしまった」という経験が誰しもあるはず。飲み会よりも仕事を優先させるのは普通のことなので、マイナスな評価にもなりにくいでしょう。

<例文>
明日の朝までに終わらせなければならない仕事が急遽入ってしまったため、今日の飲み会に参加できなくなりました。ご迷惑をおかけし申し訳ございません。

お金がない

通常、飲み会に参加するためには数千円の費用がかかります。決して安い金額ではありません。そのため、費用の負担が厳しいことを理由に飲み会に参加できなくなった、というのも断り方の一つとして使えるでしょう。

例えば、予想外の出費があり飲み会代を払えそうにない、といった理由であれば納得してもらいやすいはずです。ただし、お金がないことを理由に断った場合、相手が「それならおごるよ」と言ってくる可能性もあることを頭に入れておきましょう。

<例文>
予想外の出費で飲み会代の捻出が厳しくなってしまったため、今回は参加できなくなりました。

別の日時を提案する

本当は参加したかったのに行けなくなったという飲み会であれば、自分から別の日時を提案したり、次回も誘って欲しい旨を伝えたりしておきましょう。

「行けなくて本当に残念」や「次の機会には必ず参加したい」という意思をきちんと伝えることで、相手を嫌な気持ちにさせることなく上手に断れます。

ただし、その場しのぎのために使うのは避けてください。行けもしない日程を提案し、次回も断ってしまうようでは、口先だけの人と思われて信用を失ってしまいます。

<例文>
非常に楽しみにしていたので、参加できなくなって本当に残念です。来月の2週目あたりであらためて開催するのはいかがでしょうか...?

一度行くと言った飲み会のやってはいけないNGな断り方

  • 一度行くと言った飲み会のやってはいけないNGな断り方

一度行くと言った飲み会を断るのであれば、できるだけ相手に不快な思いをさせないよう、丁寧な対応を心がけましょう。ここでは、やってはいけないNGな断り方をご紹介します。

すぐにばれる嘘をつく

体調不良を理由に飲み会を断ったのに、全く体調が悪そうに見えない。
お金がないからと飲み会を断ったのに、他の飲み会には頻繁に出ている。

このように、あからさまに矛盾した言動は嘘だとばれてしまいます。すぐにばれる嘘をつくと信用を失くしてしまうので注意してください。本当の理由以外で断る場合は、慎重に行動しましょう。

嫌そうに断る

本当は参加したくなかったのに断れずに参加すると言ってしまった、ということもあるでしょう。このようなケースでは、断る際に自分の気持ちが態度に出てしまわないように注意が必要です。

一度参加すると言った飲み会を断ると、予約人数の変更など相手に手間をかけてしまいます。それにもかかわらず、あからさまに嫌な顔をして断れば、相手は不快な気持ちになるはずです。

断るときは、嫌な気持ちを態度に出さないよう気をつけつつ、迷惑をかけてしまって申し訳ないという気持ちをしっかり伝えましょう。

理由を言わない

一度行くと言った飲み会を断るときは、理由をきちんと伝えましょう。理由もなしに断ると、相手に不快な思いをさせてしまいます。事細かに説明する必要はありません。「家庭の事情で」「体調不良で」のように、ざっくりで大丈夫なので、きちんと伝えることが大切です。

また、迷惑をかけてしまうことへの謝罪の言葉を添えることも重要。なるべく、行けなくなった理由と謝罪はセットで伝えるようにしてください。

連絡せずにドタキャン

飲み会に一度は行くと言った手前、キャンセルしたいとは言い出しにくいものです。しかし、だからといって連絡なしで欠席することだけは絶対にやめましょう。このような行動は信用を大きく失ってしまいます。

また、飲食店の予約は当日キャンセルの場合キャンセル料をとるケースが多いです。飲み会に参加しなくても料金が発生してしまう場合は、その代金を誰が負担するのかについても話し合った方がよいでしょう。

一度行くと言った飲み会を断る際は丁寧に

  • 一度行くと言った飲み会を断る際は丁寧に

原則、一度行くと言った飲み会には参加しましょう。急なキャンセルは、飲み会を手配する人やお店に迷惑がかかります。

ただし、予定の変更や急なトラブルによって、断らなければならない状況もあるはず。そのようなときには、行けなくなった理由と迷惑をかけてしまうことへの謝罪の言葉をセットにして断りましょう。

また、断る場合は、できる限り早く伝えることも大切です。信用を失わないよう、誠実で丁寧な対応を心がけてください。