「将来の夢がなくてなんとなく無気力……」「将来の夢を見つけたいけど何をすればいいのか分からない」と悩んでいませんか?
今回は、将来の夢がない人の特徴・原因を解説します。夢の見つけ方も紹介しているので、将来の夢がなくて悩んでいる方は要チェックです。
将来の夢がない人の特徴
将来の夢がない人には特徴があります。それは決して悪いことではないですが、「夢を見つけたい」と思っている人は、自分に当てはまっているかチェックしてみましょう。自分がまず何をすべきか、見えてくるかもしれません。
自信がない
自分への自信のなさから、夢を見るのを諦めてしまうという人は多いです。下記に当てはまっていませんか?
- 自分が劣っていると感じる
- 夢は叶わないと諦めている
- 家族や周りの人の目を気にして思い切ったことが言えない
- 考えるだけで行動に踏み出せない
夢が自分の現実に比べると手が届かないと思ってしまうと、それだけで萎えてしまいますよね。できるかどうかはやってみなければ分からないため、自信がなくても一歩踏み出してみることが大切です。
現実的で好奇心がない
現実的な考え方をしていて、夢が持てないのかもしれません。
- 目の前のことしか考えられない
- 夢について考えたことがない
- 夢や理想を持っても無駄だと感じている
- 確実なものを求める傾向がある
- 目の前の現実のみが大切だと思う
- 夢に意味を見いだせない
上記に当てはまっている場合は、現実的な考え方をするタイプだと考えられます。現実を見て行動することは素晴らしいことですが、現実主義の人こそ夢を作ることで、夢に向かって確実に歩んでいくことができます。
飽き性ですぐに冷めてしまう
何をやってもすぐに飽きてしまうため、夢が持てないのかもしれません。
- 何かをきっかけに夢を思いついてもすぐに飽きてしまう
- 夢が定まらない
- 何事にも夢中になれない
上記に当てはまる場合、まだ本当にやりたいと思うことに出会えていないかもしれません。すぐに冷めてしまうのは、長い目で見て自分に合わないと感じている可能性もあります。 飽き性を受け入れて、色々なことに関わるうちに何か見つかるかも。
将来の夢がない人の特徴(学生編)
高校生や大学生で進路を考える時期になり、「そういえば将来の夢が決まっていないな……」と悩んでいる学生も多いのではないでしょうか。
ここでは、学生で将来の夢がない人の特徴を紹介します。
知識がない
将来のビジョンに迷いが生じたり、自分がやりたいことができる職業が何なのか分かっていなかったりという状況の場合は、単に知識がないことが原因かもしれません。
- なんとなくやりたいことはあるけど、どのような経験を積めばいいのか分からない
- やってみたいことが漠然としており、言語化できない
人に聞いてみたり、本を漁ったりすることで、「自分の夢はこれだったんだ!」というものを見つけることができるかもしれません。
何がしたいか分からないまま就活に突入している
自分が何をしたいか分からずに就活に突入してしまう、という大学生は多いです。
- 自分が何をしたいか、何になりたいか分からないまま就活に突入する
- 就活のために無理矢理、やりたい仕事を作り出している
- いちいち夢や希望を聞かれるのが疲れる
- 就活で初めてやりたいことについて考えた
- 職業について漠然としたイメージしかない
上記に当てはまる場合は、自己分析を深く行ってみましょう。「なんとなくこの業界がいいな」「この分野は気になるな」と思えるものがあるのであれば、その特定の業界・分野にはどのような会社があるのか調べてみるのをおすすめします。
「この仕事の内容はワクワクするな」「この分野についてもっと知りたいな」と感じたことが、将来の夢に繋がるかもしれません。
「何がしたいか分からない」と感じている人は、学生だけでなく社会人にも多いです。社会に出てから自分のキャリアを見直すというのも一つの手なので、「就活の時期に絶対に夢を見つけなければ」と焦らなくても大丈夫です。
将来の夢ができない原因
将来の夢ができないということには、日常の過ごし方や過去の出来事なども影響しています。
将来の夢を見つけたいのに見つからないという場合、まずは下記が自分に当てはまっていないかチェックしてみましょう。
忙しくて考えられない
忙しいと、夢に限らずあらゆることがしっかり考えられない状態になります。
- 日常にやることが多く、考える暇がない
- 勉強とアルバイトだけで精一杯
- 仕事や受験勉強が忙しく、将来のことをじっくり考えられない
- 夢を実現する手段を調べる時間が無駄なように感じる
仕事や受験勉強で忙しくて時間がないといった状況だと、毎日生きるのに精一杯になってしまいます。
一度夢を見て挫折した
過去に失敗した経験は、後に尾を引きがちです。
- 夢を追いかけたが、うまく行かずに挫折した
- 失敗したことがトラウマになり新たな夢が見られない
- 失敗するイメージを持ち続けてしまう
人間は学習して成長するため、過去に比べて今はできることが増えています。同じことでも、今やればできる可能性もあります。
なぜ失敗したかを冷静に考えると、違うアプローチができるかもしれませんし、違う目標が見つけられるかもしれません。
将来の夢を見つける方法
将来の夢がないのは、自分のなかにイメージのないことが原因かもしれません。 何かしら行動をしてみると、イメージが膨らむことはあります。何もしないと同じ景色しか見えませんが、一つでも行動してみたら新たな景色が見えてくるかもしれません。
周りの人の夢を聞いてみる
自分以外の他者と関わると、違う考え方や視野に触れられます。
- 親や友達と話し合ってみる
- 身の回りの尊敬している人に聞く
- 夢を実現した人・夢を追いかけている人の話を聞く
- 進路相談のカウンセリングを受ける
- ブログや本を読む
身近な人には聞きやすいし、イメージが湧きやすいでしょう。身近な人ではテンションが上がらないと思う場合は、憧れの人や尊敬する人に、もしSNSで繋がれるなら問いかけてみてもよいかもしれません。
興味のあることから繋げてみる
自分が興味のあることには、素直になれます。
- 今素直に興味を持っていることの情報を調べてみる
- 今まで楽しかった・充実していた体験の周辺を考えてみる
興味のあることは楽しく感じられるし、関わるだけでワクワクします。その延長線上に、自分がやりたい・なりたいイメージが見つけられたら最高ですね。 情報を得てますます惹かれるようなら、それはきっと夢に繋がるでしょう。
得意なことから繋げてみる
自分が得意なことには、それなりの自信を持っているはずです。
- 日常生活で得意なこと(料理・買い物・人の世話・運動・情報収集・作文)などを深掘りしてみる
- 仕事でやっていることや趣味などの延長線上を真面目に考えてみる
自分の得意なことをしていてワクワクするのなら、将来の夢として考えてみるのもいいかもしれません。
自分について書き出してみる
自分について言葉や文章にしてみると客観的に捉えやすくなります。
- 自分の性格のよい面・悪い面を書き出す
- できること・できないことを書き出す
- 好きなこと・嫌いなことを書き出す
- どのような人間になりたいかイメージを言葉にする
自分のことを客観視することで、新たな発見があるかもしれません。
自分がやってみたいと思うことを書き出してみる
「会社が求める人材になろう」「親が求める人間になろう」いう考えは一旦忘れて、自分のやりたいことが現状の環境でできるかという視点を持ってみましょう。
- 自分が考えているイメージと職業とがマッチしているか
- お金があったら何をしたいか
- 公にできなかった夢に未練があるか
将来の夢を仕事に置くか別のものに置くかも含めて、自分軸で考えることがポイントです。
色んなアルバイトをしてみる
最も分かりやすく仕事について知るには、アルバイトをすることです。
- 異なる種類のアルバイトをしてみることで自分の向き不向きを知る
- アルバイトを経験してみて「接客が好き」「裏方が好き」など自己分析してみる
興味があってもやってみるとつまらなく感じたり、一方で興味がなくてもやってみたら面白いと感じたり、アルバイトをすることで色々な発見があります。
インターンシップに参加してみる
アルバイトでは学生のできる範囲が限られていて、企業で正社員として働くということについては理解を深められません。
企業が実施するインターンシップを活用すると、アルバイトでは不十分な体験を補えます。 インターンシップの選考は入社試験の練習にもなります。
趣味や興味のあることを増やす
仕事のことを考えるのが負担に感じられる場合は、趣味や生活での興味を増やすことも、将来の夢に出会うきっかけになるかもしれません。
- ボランティアに参加してみる
- 体験教室に参加してみる
- 習い事を始めてみる
仕事以外の世界を持つことは、豊かな人生を送ることに繋がります。
現在は趣味や単なる活動でも、将来的にビジネスになることもあり得ます。 会社員によいイメージが持てないなどで、起業に興味がある人にはヒントになる活動もあるでしょう。
将来の夢について考える場を持とう
今回の記事の内容をまとめます。
- 夢がないのは知らないから、という見方もできる
- 自分自身についても知らないことがある
- 素直に思うこと・やりたいことについて文字にしてみる
- 他の人と夢や希望について話す機会を持つ
- 複数の人の考えやイメージ、世界観について知る
- 情報を得られれば、より正確なイメージを持てる
- 趣味が夢に繋がることもある
「将来の夢がない」と悩んでいる方は、少しずつできることを始めてみましょう。