シンガーソングライター・れんが17日、東京・渋谷のSpotify O-EASTで開催されたライブイベント「Spotify Early Noise Night #15」に出演。4組目のアーティストとして登場し、未発表曲を含む6曲を披露した。
その年の飛躍が期待される国内新進アーティスト「RADAR: Early Noise 2023」に選出されたれんは、2003年生まれの19歳。2019年からギターの弾き語りを始め、TikTokを中心としたSNSを軸に活動。SNSの総フォロワー数は100万人を越え、動画総視聴回数は1億回を突破した。
2021年9月、自身初となるオリジナル楽曲「嫌いになれない」をリリース。以降も積極的に楽曲リリースを重ね、2022年10月にはデビュー1周年を記念した初のライブツアーを東京、大阪にて開催した。同年リリースした「最低」「空っぽ」は、各サブスクリプションサービスでバイラルヒット中だ。
この日、れんが1曲目に選んだのは「嫌いになれない」。「誰かにそっと寄りそう」のテーマのもとで紡ぎ出されるれんの楽曲は切なさと儚さが特徴的で、続く「緋寒桜」「空っぽ」でも観客を自身の世界観へと引き込んでいく。
3曲を終えた直後のMCでは「こんばんは」とあいさつし、観客から返事があったことから「“こんばんは”が返って来るのがうれしい」と感激。コロナ禍でスタートしたアーティスト活動を思い出したのか、「始めて1年半で、(声が)“返って来るライブ”をしたことがなくて。とてもうれしいです。本当にありがとうございます」と繰り返し感謝の言葉を伝えた。
そして、「同じ19歳、そしてSpotifyのEarly Noiseアーティストに選ばれたなとりくんから、1曲カバーさせていただきたいと思います。聴いてください」と、同じく「RADAR: Early Noise 2023」に選ばれたなとりのヒット曲「Overdose」を歌唱。その後は「最低」に続いて、「次が最後の曲になります。まだ未発表の曲をやらせていただきたいと思います。4月にリリースする曲です」と紹介。新曲「変わりゆく季節」で締めくくり、ファンに特別な一夜を届けた。