JR東海は3月18日のダイヤ改正で、特急「ひだ」の定期列車を新型車両HC85系に統一。大阪駅発着の「ひだ25・36号」もキハ85系からHC85系に置換えとなった。ダイヤ改正後の土日(3月18・19日)は4両編成のHC85系で運転された。

  • 普通車のみ4両編成のHC85系を使用し、東海道本線のJR西日本区間(琵琶湖線)を走行する「ひだ25号」

「ひだ25・36号」は大阪~高山間を東海道本線・高山本線経由で運転。高山本線の岐阜~高山間で名古屋駅発着の「ひだ5・16号」と併結運転を行う。大阪駅発着「ひだ」が乗り入れるJR西日本の情報サイト「JRおでかけネット」にて、HC85系に置き換えた後の「ひだ25・36号」は普通車のみ2両編成(1・2号車)、「ひだ5・16号」はグリーン車を連結した4両編成(5~8号車)での運転とされているが、「ひだ25・36号を4両編成で運転する日は、車いす対応座席及び車いすスペースが3号車になる場合があります」とのこと。

ダイヤ改正が行われた3月18日、「ひだ25・36号」は普通車のみ4両編成のHC85系で運転された。「ひだ25号」は大阪駅を発車する前から大半の座席が埋まり、車外も鉄道ファンらで混雑していたが、定刻通り8時2分に発車した。3月19日の「ひだ25号」もHC85系4両編成で運転。前日19時頃に指定席の予約状況を確認したところ、空席は残りわずかだった。新型車両に置き換えた後の大阪駅発着「ひだ」が盛況であることをうかがわせた。

なお、JR東海は高山本線経由の特急「ひだ」に続き、7月1日から紀勢本線経由の特急「南紀」にもHC85系を投入することを発表している。