(1) 「低電力モード」を常にオンにする設定
節電方法はいろいろあるが、iPhoneが備えている「低電力モード」を使う方法が包括的で面倒が少ない。低電力モードを有効にして使ってみて不便を感じないなら、このモードを常に有効にしておくことで一定の効果が期待できる。
問題は、低電力モードはバッテリー残量が80%「を超えると自動的に解除されてしまうことだ。毎回手動で「低電力モード」を設定するのは現実的ではない。いずれ設定しなくなる。そこで、ショートカットアプリを使って、常に低電力モードが有効になるように設定を行う。
まず、ショートカットアプリを起動して「オートメーション」を表示し、個人用オートメーションを作成する。
オートメーションとして「低電力モード」を選択し、「オフ時」に「低電力モードを設定」するように選択を行う。
ここまで設定すると、「実行の前に尋ねる」という項目が有効になっている。これをオフに変更する。充電して低電力モードがオフになった際に低電力モードを有効にするというオートメーションが発動するとき、毎回実行を確認されると面倒なので、このチェックはオフにしておく。
「実行の前に尋ねる」をオフにすると「実行時に通知」という項目が表示されるので、今度はこれをオンに変更する。これは運用上便利なので有効にする。この機能の詳細は次の節で説明する。
これでオートメーションの作成は完了だ。低電力モードがオフになると、自動的に低電力モードがオンになる。つまり、常に低電力モードがオンになった状態をキープできる。
そして低電力モードがずっとオンになるように、最初だけ低電力モードを次のように手動で有効にする。
充電して低電力モードがオフになったら、即座に低電力モードがオンになる。これで低電力モードが常に有効な状態をキープできる。