待ちに待った休日、海へ山へと出かける予定の人は少なくないはず。しかし自然の力はどうにもならないもの、ただ好天を願うしかありません。できることといえば、天気予報アプリで当日の天気を調べ、いざとなったら施設をキャンセルするなど被害を最小限にとどめるだけ...しかし、アプリごとに天気予報が違うと悩ましいですよね。
アプリごとに天気予報がまちまちな理由のひとつには、情報提供元/ニュースソースが異なる可能性が挙げられます。あるアプリは日本の民間気象会社、またあるアプリは日本の気象庁などとニュースソースが変われば結果である天気予報も変わります。
さらに、アプリ提供会社による観測値の微調整も考えられます。スーパーコンピュータなどで計算された数値ベースの情報は、そのまま天気予報として出せるわけではなく、気象予報士など専門家が地域ごとの特性や経験則に基づき調整を行います。ニュースソースが同じでも、結果は変わる可能性があるのです。
なお、iOS 16.3の現在、iPhoneに標準装備の天気アプリは「Apple Weather」をニュースソースとしています。iOS 15.2以前は「The Weather Channel」を利用していましたが、iOS 16で天気予報データを扱う開発フレームワーク「WeatherKit」を大幅強化したタイミングで切り替えられています。
ともあれ、未来を予測する行為なだけに、天気予報が当たるかどうかは誰にもわかりません。私たちエンドユーザとしては、いくつかの天気予報アプリ/WEBサイトを並行してチェックし、私たちなりの経験則で"当たる"天気予報サービスを絞り込んでいくしかなさそうです。