グラビアの活動に加え、俳優としてもさまざまな作品に出演している華村あすか。昨年、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』で “ボンボンガール”のメンバー・篠山あさみを演じ注目された。24歳の誕生日である3月18日には、2nd写真集『真価論』を発売する。昔から自分のことが好きではなかったという華村が、内面も外見も自分磨きをして自分のことを認められるように。そんな大きな変化を遂げた華村の今の魅力が詰まった一冊となっており、「やり過ぎたかも」というほど大胆に美ボディを披露している。
『真価論』は、華村がリスペクトするアーティスト・琴音の楽曲「真価論」からもらって、このタイトルに。
「自信がなく気分が元気でいられない時期があったのですが、琴音さんのアルバムの中の一曲『真価論』が、私の当時の気持ちそのものを書き写している歌のようで、歌詞に散らばっている言葉が全部私が求めている言葉だったんです。この曲にすごく救われたので、そのまま『真価論』という言葉をお借りしました」
琴音は、高校時代にテレビ番組のカラオケバトルで優勝に輝いた実力者。華村はその頃からのファンだったという。
「この子スターになりそうだなと思って応援していて、メジャーデビューされたときはすごくうれしくて、そこから全部聴いているのですが、力強い歌に勇気や元気をもらっています」
悩んでいた2年間は自分が自分ではないような感覚に陥り、「自分をさらけ出せなかった」と振り返る。
「力が抜ける瞬間がなく、ずっと何かに操られているみたいで、ありのままでいられなくて、『何のために今こうしているんだろう?』とか、『なんで?』という疑問を持ったまま生活していました」
だが、あるとき現場で思い切って話してみたら、共演者やスタッフから「こんなしゃべる子だったの?」「なんでもっと出さなかったの?」と言われ、本来の自分が受け入れてもらったことで「ありのままの自分を出していこう」と思えたのだという。
「この仕事は自分を発信して興味を持ってもらう必要がありますし、お芝居以外のところで演じていても意味がないと思ったので、殻を破ろう、ありのままでいようと決めました。そして、周りからどう言われても、自分のことを認めて大事にしてあげなきゃと思い、やっと自分を出せるようになりました」
続けて、さらけ出せるようになった “ありのままの自分”について、 「しゃべることが大好きです。最初の頃は『女の子らしい』『清純派』というイメージが強かったと思いますが、全くそんなことはない」と述べ、「皆さんが思っているようなキラキラした女の子を作っていた意識はなかったですが、気づいたらそうでいなきゃいけないと勝手に縛られていました」と打ち明けた。