突然ですがみなさん、『尾長鶏』をご存知ですか?

高知県南国市原産で国の特別天然記念物に指定されているとても希少な鶏で、通常なら生え変わる尾羽が、尾長鶏のオスは生え変わらないで伸び続けるのだそう。

伸び続けるといってもさすがに限度はあるだろう、と思いきや……。

さー
大仕事
 
シャンプーするぞ
(@Nancy65094154より引用)

  • (@Nancy65094154より引用)

ツイートの投稿主は「ナンシー・クレオパトラ・ドゥ・メディシス(@Nancy65094154)」さんで、そこには尾羽のとーーーっても長い尾長鶏の姿が映っていました。

これからシャンプーをされるそうですが、これだけの長い尾羽をシャンプーするのは本当に大仕事になりそう……!!

それにしても、本当にここまで伸び続けるとは恐れ入るばかり。なんと立派で素晴らしい尾羽なのでしょう。すごい!!

この見事なロング尾羽を捉えた写真は大きな反響を呼び、ツイートは1.7万件のリツイート、10.7万件のいいねを獲得(3月16日時点)。数々のコメントも寄せられました。

「こ、これはすごい…初めて目にします…! 」「なんて長い尾羽 ゴージャス」「これは見事! 」「尾長鶏美しい源氏絵巻さながらですね。若冲日本画のようでもあり」「風呂蓋の上のラプンツェルや~」「下半分だけ見てホラーかと思ったら立派だった」「俺の中で尾長鶏以上に神々しい鳥はいないと思ってる。かっこいい」

ツイ主のナンシー・クレオパトラ・ドゥ・メディシスさんは、シャンプー後の様子などもアップされていました。

この中に尾長鶏が
(@Nancy65094154より引用)

  • (@Nancy65094154より引用)

これから乾かすぞ
(@Nancy65094154より引用)

  • (@Nancy65094154より引用)

仕上げは、椿油
(@Nancy65094154より引用)

  • (@Nancy65094154より引用)

美しくなった(過去画)
(@Nancy65094154より引用)

  • (@Nancy65094154より引用)

ツイ主さんに聞いてみた

今回は、これだけ長い尾羽を洗うという大仕事をやり遂げたナンシー・クレオパトラ・ドゥ・メディシスさんに、尾長鶏について少し詳しい話をお聞きしてみました。

ーーこちらの尾長鶏のプロフィールを教えていただけますか?

性別はオスで、年齢は今年の5月28日で6歳になります。

ーー尾羽は何年間、伸ばし続けているのでしょう?

尾羽を伸ばし始めて5年半くらいになります。

ーー「大仕事」とのことですが、洗うのにどのくらい時間がかかるのでしょうか? 気を使うところや頻度なども教えていただければと思います。

今回は、シャンプー2回、トリートメント1回、ドライヤーで乾燥。乾燥後に椿油を塗って、3時間くらいでしょうか?

洗う時や乾かす時に尾羽が絡んだり、切れたりしないように気を付けます。

洗う頻度は、年に一度換羽が、終わった後1回と品評会の度に(2回くらい)洗うのと、汚れたなと思って気が向いた時に洗うくらいです。

ーー洗うときは大人しくしてくれているのでしょうか?

洗う時は、大人しいです。


ツイ主のナンシー・クレオパトラ・ドゥ・メディシスさん曰く、尾長鶏の実物を見てみたいという方は高知県南国市にある展示施設「長尾鶏センター」に行くのがおすすめなのだそう。気になった方は、ぜひ実物の素晴らしさをその目で確かめてみてはいかがでしょう?