MUSINは、Shanling製の新しい小型ハイレゾプレーヤー「M0Pro」を3月24日に発売する。Amazon.co.jpや「MUSINダイレクトショップ」では19,800円で予約受付中。カラーはブラック、レッド、グリーンの3色。

  • M0Pro

指でつまめるほど小さなボディに1.54型/240×240ドットディスプレイとハイレゾ再生対応のオーディオ回路を詰め込み、ポータブルオーディオマニアの人気を集めた「M0」(2018年発売、「ポタフェス2018」登場時のレポート記事はこちら)の後継機種。

「ポタフェス 2022 冬 秋葉原」などでMUSINが参考出展しており、「2023年1~2月頃に2万円前後での発売を目指す」としていたが、今回正式な発売日と価格、詳細仕様が決まった。

  • 「ポタフェス 2022 冬 秋葉原」で参考出展されていた、M0Proの実機

サイズ感はM0そのままで、新たにESS製のDACチップ「ES9219C」をデュアルで搭載し、最大384kHz/32bitまでのPCM音源と、5.6MHzまでのDSD音源の再生をサポート。出力も従来機種から強化し、後述のバランス出力時は236mW@32Ωを実現する。シングルエンド出力時は90mW@32Ω。

  • M0Proの概要

ヘッドホン出力は3.5mm端子だが、シングルエンドとバランスの双方を1つにまとめた独自設計のものを搭載。別売のM0Pro専用変換アダプター「M0Pro 4.4mm Adapter(3.5mm to 4.4mm バランスアダプタ)」(1,980円)を装着することで、4.4mmバランス出力にも対応する。アダプタのサイズは、長さがプラグ部含まずで約140mm、重さは約10g。なお、他の機種では故障の原因となるおそれがあり、絶対に使用しないよう呼びかけている。

  • M0Pro 4.4mm Adapter(別売)を組み合わせたイメージ

Bluetooth 5.0準拠で、ワイヤレス送信/受信機能を搭載。ストレージに保存した音楽ファイルをワイヤレス対応イヤホン/ヘッドホンで再生できるほか、スマートフォンとM0ProをペアリングしてBluetoothレシーバーとして使うことも可能だという。対応コーデックは送信時がSBC/AAC/aptX/LDAC、受信時がSBC/AAC/LDAC。

機能面ではこのほか、語学学習などに使えるスピードコントロール機能(等倍/1.25倍速/1.5倍速/2倍速)や、A-Bリピート機能を装備。Androidスマホ用の「Eddict Player」アプリと連携して、楽曲再生や選択などのリモート操作が行えるという(iOS対応は未定)。

最大2TBまで対応するmicroSDカードスロットを装備。Ingenic社製の省電力マイクロプロセッサーと、独自のシステム「MTouch OS」の組み合わせで、シンプルで直観的なタッチ操作を実現する。日本オーディオ協会が定めるハイレゾオーディオとハイレゾオーディオワイヤレスの認証も取得した。

本体には軽量なアルミニウム素材を使い、ラウンドデザインに仕上げた。USB Type-C端子を備え、従来機種でサポートしていた「USBトランスポート」機能を継承。PC/スマートフォンとOTGケーブルで接続するとUSB DACとして機能し、小型デジタルトランスポートとしても活用できる。

  • microSDカードスロットとUSB Type-C端子を装備

容量650mAhのバッテリーを内蔵し、連続再生時間はシングルエンド駆動時で最大14.5時間、バランス駆動時で最大10時間。本体サイズは43.8×45×13.8mm、重さは36.8g。USB-A to USB-C充電用ケーブル、専用保護フィルムなどが付属する。

別売オプションとして、M0Pro専用レザーケース(PUレザー製)も用意。本体と同日3月24日発売予定で、Amazon.co.jpや「MUSINダイレクトショップ」では1,980円で予約を受け付けている。