さまざまなスイーツに使用され、多くの人を虜にしている「バター」。街の専門店だけでなく、大手のコンビニからも、本格的なバタースイーツが続々と登場していることをご存じですか?
この記事では、ローソン・セブン - イレブン・ファミリーマートの新作バタースイーツ3種をピックアップ。各コンビニの商品でどんなバタースイーツが揃うのか、それぞれを味わった感想を詳しくお届けします!
ローソン『さくさくバターパイサンド』
はじめに味わうのは、ローソン『さくさくバターパイサンド』(235円)。3月14日に発売された、ローソンの最新スイーツです。
『さくさくバターパイサンド』は、クリームの材料としてバターを使用。パッケージ裏の表記によると、クリームだけでなく、パイ生地にも「バターオイル」としてバターが使われていました。
パイ生地に挟まれたクリームは迫力満点。一目見ただけで食欲をそそられます…!
淡い黄色のクリームは、口の中でゆっくりとバターの風味が広がるやさしい味わい。カスタードクリームを主体としているためか、卵の甘みも感じられます。
サクサク食感のパイ生地は、まったりとした舌ざわりのクリームと相性ぴったり。パイ生地にはわずかに塩気があり、スイーツ全体が甘塩っぱいテイストに仕上げられています。
可愛らしい見た目ながらも、味はかなりの本格派。やみつきになりそうな味わいの中に、ふわっと香るバターの高級感を楽しめるパイサンドでした……!
セブン - イレブン『カスクート あんことバター』
続いてレポートするのは、セブン - イレブンで2月下旬から販売されている『カスクート あんことバター』(291.60円)。「カスクート 」とはフランス語で「軽食」の意味だそう。
粒あんの上に、3切れのバターが堂々とのせられているカスクート。これは、バター好きにはたまらない…。
まず伝わってくるのは、バターの濃厚な旨味。じゅわっと溶けていくバターが粒あんと混ざり合い、柔らかな甘みが口いっぱいに広がります。
バケット生地のパンはもちっとした食感で、バターと粒あんが引き立つ素朴な味わい。たっぷりのバターによって、シンプルなパンと粒あんに、豊かな香りとコクが加えられています。
粒あんはバターを消さない控えめのテイストに仕上げられており、ダイレクトにバターが感じられるカスクート。「バターをガッツリ味わいたい! 」という時に最適のスイーツでした。
ファミリーマート『たべる牧場ミルク』
最後は、3月14日にリニューアルした「たべぼく」ことファミリーマートの『たべる牧場ミルク』を実食。従来の商品と同じく生乳を56%使用しつつ、リニューアル後のアイスには、北海道産の生クリームと無塩バターが配合されています。
アイスはふわふわとした質感で、冷凍庫から出すとすぐに食べやすい固さに。フタを開けると、ほのかに生乳のやさしい香りが感じられました。
すっきりとした口溶けのアイスは、甘みの強いミルキーなテイスト。濃厚な生クリームとバター、さわやかな甘さのミルクの絶妙なバランスによって、従来の”たべぼく”よりもさらに満足感の高い味わいが生み出されています。
バターを主役に据えた商品ではないため、バターを感じられる度合いは、今回の3品の中では低め。しかしながら、バターと生クリームがプラスされているためか、ミルクの香りが強く、個人的には、生乳のみを使ったソフトクリームよりも好みの味わいでした。
コンビニのバタースイーツで、ほっと一息ついてみては?
手に入れやすく、日々のさまざまな場面で楽しめるコンビニスイーツ。今回ピックアップした3社のバタースイーツは、王道のバタークリームを使ったパイに、バターをそのまま入れたサンド、そして隠し味のようにバターを使ったアイスと、バターの使い方はそれぞれ異なるものの、濃厚で風味豊かなスイーツばかりでした。
新年度の始まりに向け、忙しさに追われることも多い春の時期。バターの風味が広がるコンビニスイーツは、多忙な毎日に癒やしを加える存在かもしれません。