西松屋チェーンは3月15日、「子育て応援に関する調査」の結果を発表した。調査は2月、子育て層(未就学児を持つ20代〜40代男女)200人と非子育て層(子どものいない+子育て終了した18歳〜57歳男女)200人を対象に行われたもの。

  • 外出中、お子さんの行動等が原因で、何か困った際に、周りに申し訳ないと感じたことはありますか?

まず、子育て層に対し、外出中に子どもの行動などが原因で何か困った際に、周りに申し訳ないと感じたことがあるか聞いたところ、ママの76.0%、パパの52.0%が「頻繁にある」「時々ある」と答えた。

子どもとの外出中に、周囲の助けを求めたかったシーンにおいての質問では、「実際に助けてもらった経験がある」という人は24.0%にとどまった。実際に助けてほしい状況であっても「助けを求めづらい」「迷惑がかかる」などの理由から合わせて24.0%が「助けを求めることができなかった」「断った経験がある」と回答している。

子どもとの外出中に嬉しかった言葉について聞いてみると、1位「お母さん・お父さん頑張ってるね」(29.0%)、2位「子どもは元気が一番」(26.5%)、3位「いい子に育ててるわね」(20.0%)となった。

  • お子さんとの外出中、ふとした時に貰って嬉しかった言葉はありますか?

次に、非子育て層200人に、外出中に子どもの行動などが原因でママ・パパが困っている様子について、迷惑と感じたことがあるか尋ねてみた。すると、7割弱が「あまり迷惑だと思わない」(51.5%)、「全く迷惑だと思わない」(17.5%)と回答した。

  • 外出中にお子さんの行動等が原因でママ・パパが困っている様子について、迷惑だと感じたことはありますか?

迷惑に感じない理由としては、「子どもはそういうものだと思うから」が84.1%で最多となった。「むしろ可愛らしいと思うから」の回答も9.4%見られた。

  • 「迷惑だと思わない」理由としてあてはまるものは?

外出中、ママ・パパが困っている様子の際に、実際に助けたことがあるかの質問では、22.5%が「助けたことがある」、36.5%が「困っているママ・パパを助けたい」と回答した。一方で、助けたいと思っている人のうち、38.4%が「勇気が出ず助けることができなかった」と答えている。

子育て層に対し、子どもとの外出の際に周囲の人に助けられたと思う場面について聞いてみると、「頑張ってください」「可愛いですね」といったポジティブな声をかけてもらったという人が30.5%で最多となっている。

  • お子さんとの外出の際に、"周囲の人に助けられた"と思う場面は?

非子育て層に対し、子育てをする人に対して社会全体からの支援が十分だと感じるか尋ねたところ、22.0%が「全く足りていないと感じる」、47.0%が「やや足りていないと感じる」と回答した。

  • 子育てをする人に対する社会からの支援について、どのようなことが足りていないと感じますか?

具体的にどのようなことが足りていないか聞いてみると、「働き方や育休などの制度」「保育園など仕事中に子どもを預ける場所」に続き、「身近な人や周囲のサポート」も55.1%の回答率となった。