フォーイットは3月15日、副業に関するアンケートの調査結果を発表した。調査は3月9日、副業をしたことがある18歳〜69歳の男女500人を対象に行われたもの。
まず、令和4年分の確定申告を完了した(完了を予定している)日について聞いたところ、2月は28.0%、3月は33.2%となった。3月9日時点でまだ行っていない人は17.2%。また、今年は1月4日から受け付けていたため、「その他」として2月16日以前の回答も見られた。
一方で、「本年度は申告の必要がなかった」という回答も36.6%あった。
年代別に見ると、令和4年分の確定申告を行った割合が最も高かったのは「30代」であった。その他の年代では、3月に入ってから確定申告を行った人の割合が上回ったが、30代においては実際に確定申告を行ったうち53.2%が2月中に確定申告を完了させていた。
世帯年収別に見ると、「〜500万円」では約5割、「500万〜1,000万円」では約7割、「1,000万円〜」では約8割と、世帯年収が上がるにつれて確定申告を行った人が増加する傾向が見られた。2月中に確定申告を完了している人の割合も、「1,000万円〜」が最多となっている。
確定申告をどのような方法で実施した・する予定か尋ねると、「e-Taxによる電子申告」が28.6%、「税務署窓口への持参」が19.6%、「信書による郵送」が13.2%、「税務署の時間外収集箱への投函」が3.2%という結果となった。
年代別では「税務署窓口への持参」は年代が上がるにつれ増加傾向にあり、特に60代では窓口への持参率が3割を超えている。「e-Taxによる電子申告」は、20代〜40代がボリュームゾーン。特に30代の利用率が高く、47.0%となった。
「本年度は申告の必要がなかった」を除いた申告方法の割合を見てみると、e-Taxの利用率は全体の44.3%となった。e-Taxの利用率を年代別で見ると、30代が58.8%で最も多くなっている。50代、60代ではe-Tax利用率が低い傾向が見られた。
来年度の確定申告はどのような方法で実施するか聞いてみると、「e-Taxによる電子申告」が34.8%で最も多い結果となった。
年代別では、10代のみ「税務署窓口への持参」が増加し、20代〜60代では「e-Taxによる電子申請」を検討している人が増えている。また、50代・60代においても、徐々にe-Taxに移行するような結果に。