エイチームライフデザインは3月16日、情報メディア「イーデス」にて実施した「給与デジタル払いに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は2023年2月20日～25日、調査対象は給与デジタル払いを検討している会社に所属する経営者・役員、有効回答は561人。

  • 現時点(2023年2月時点)で、給与デジタル払いを実施する方向で考えていますか?

2023年2月時点で、給与デジタル払いを実施する方向で考えているか尋ねたところ、46.3%が「実施する方向で考えている」と回答。他方、「考えていない」は26.0%、「決められていない」は27.7%となった。

「給与デジタル払いを実施する予定」と答えた企業にその理由を聞くと、「銀行口座振り込み時の手数料削減のため」が圧倒的に多く63.9%。以下、「給与受け取り方法の多様化による従業員の満足度向上のため」が25.7%、「外国人労働者が多いため」が9.1%と続いたほか、経理部門のDX化を一番の目的に掲げる企業も一定数みられた。

  • 給与デジタル払いの実施を考えられている一番の理由は何ですか?

一方、給与デジタル払いを実施しない理由については、「従業員へのメリットをあまり感じられないため」が32.6%で最多となった。

  • 給与デジタル払いの実施を考えられていない一番の理由は何ですか?

給与デジタル払いの実施にあたり準備していることを問うと、65.2%が「給与システムの見直し」と回答した。

  • 給与デジタル払いの実施にあたり準備していることは何ですか?

給与デジタル払いを検討するにあたり、国や政府に一番期待していることは、「メリット・デメリットを明確化してほしい」が28.8%でトップ。以降、「給与システム管理を簡易化してほしい」が19.3%、「法律の整備」が18.3%と続いた。