朝日新聞社が運営する女性対象のエッセイ投稿サイト「かがみよかがみ」は、第一三共ヘルスケアと共に、「生理に関するアンケート調査」を行った。同調査は、2022年12月16日~23日の期間に「かがみよかがみ」のTwitter、LINE等で募集しオンラインで実施。回答したのは20、30代を中心とした女性1,186人。

  • 「生理に関するアンケート調査」と「座談会」を実施

アンケート結果をもとに「かがみよかがみ」から募集した女性5人と、「かがみよかがみ」編集長、第一三共ヘルスケアの研究センター長および産業医で座談会も実施。 その中で、生理の症状は千差万別で、生理をめぐる悩みは多様であることが改めて浮き彫りになった。

また、アンケートでは「あなたが生理の時に救われた神対応エピソード」についての回答をしてもらい、その回答や座談会での発表をもとに、エピソードのショートドラマを制作した。

  • 約3人に1人が自分の生理痛の痛みは平均より「痛い方だと思う」と回答

アンケート調査では、「自分の生理痛の痛みは、平均より痛い方だと思いますか?」との問いに、30.4%が「痛い方だと思う」と回答した。

  • 生理の悩みの相談相手が誰もいない人が約3割という結果に。

  • 生理について相談する相手がいると答えた人のうち約3割がその相手を「パートナー」と回答。

続いて、「生理の悩みを相談できる相手はいますか?」との問いに、70.1%が「はい」と回答。そのうち、「相談の相手が誰か教えてください」という質問には、「友人」が最多で56.2%、続いて母親が51.1%。「パートナー」と答えた人は27.6%だった。 一方で相談相手が誰もいない人も29.9%で約3割であることがわかった。

  • 生理痛やPMS(月経前症候群)がつらいとき、「我慢する」と答えた人が4割以上

「生理やPMSがつらいとき、どのような対応をしていますか?」との問いに対しては、「市販の薬を飲む」65.8%、「体をあたためる」48.4%に続き、「我慢する」が43.8%だった。

アンケートでは「生理の時に救われた神対応エピソード」も募集した。「かがみよかがみ」から募集し、座談会に参加した女性のエピソードと合わせて2つを選び、ショートドラマ動画「薬局」篇と「職場」篇を制作した。

「薬局」篇は、彼氏と食事に行く約束をしていたが、当日、生理痛で動けなくなってしまう。予定を変更して、近くの薬局を訪れたところ、薬局の女性薬剤師があたたかいお茶を手に「ゆっくり休んでくださいね」と声をかけてくれたというエピソード。
「職場」篇は、生理休暇を取る際に、女性の上司から「話してくれてありがとう」と言われて、気持ちが楽になった。また、早退後、後輩の男性から「仕事のことは気にしないで休んでください」とメッセージをもらったというエピソード。

アンケート結果をもとに実施した座談会では、「他人には言いにくい生理のリアルなお悩み」「生理の相談相手は? 」などのテーマで議論。「生理は自分一人の悩みではなく、またその悩みは千差万別であること」などの気付きを得るとともに、生理痛は子宮内膜症などの疾患が隠れている可能性もあるため甘く見ないこと、また痛みがつらいときは我慢するのではなく、婦人科を受診するなど、自分に合った対処法を選ぶのが重要であることなども話題にあがった。