元プロ野球選手で野球解説者の工藤公康氏が14日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也公式チャンネル】』に出演。動画「【WBC2023】工藤&五十嵐&古田が徹底分析! どこよりも詳しい 準々決勝日本×イタリア大展望SP【フルタの方程式LIVE】」内で、「ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)」における村上宗隆の打順について持論を述べた。

村上宗隆

大谷翔平の次を打つというプレッシャーも考慮し、6番もしくは7番で調整するのも一案だと話した古田氏に対し、工藤氏は「僕は予選が始まる前から、(一次ラウンドの)4試合は変えない(ほうがいい)」という考え方だったという。

この意見に対し、五十嵐亮太氏が「相手チームが戦力的には日本より落ちるじゃないですか? その辺の余裕みたいなところもあるんですか?」と質問すると、工藤氏は「余裕はないと思うよ。栗山(英樹)監督の会見を観ていても余裕があるような会見は全然してない」と述べたうえで、「変えない理由は日本の4番だから」と説明。

その背景にあるのは「やっぱり彼にはこの後シーズンがどうのこうのというよりは、この次の大会も含めて、国際大会では常に4番を張るようなバッターになってほしい」という思いであり、また「今回の不調って、調子云々ではなくメンタル的な問題だったり、気持ちのちょっとした切り替えのことじゃないかなと思う」と予想した。

その後、工藤氏は「とにかく誰が打っても誰が打てなくてもワイワイやってほしい」「だって4試合観ていて何が一番楽しかったかって言ったら、ベンチで盛り上がってワイワイしてる時。ああいう姿を(見たい)」「僕は楽しくやってほしいと思ってるので」とエールを送っていた。