インテージは3月13日、「2023年のお花見」に関する意識と行動の調査結果を発表した。調査は2月24日〜27日、15歳〜79歳の男女2,610人を対象に行われたもの。
まず、今年(2023年)のお花見の予定を尋ねたところ、全体では「予定している/するかもしれない」と回答した人は31.3%となり、昨年の回答(29.4%)からわずかに増加した。
一方で、「予定していない」は6割、「わからない」と回答した人も1割弱となった。年代別に見ると、60歳以上では4割弱と最も予定者が多くなっている。
「予定している/するかもしれない」の回答者数を前年と比較してみると、15歳〜29歳や30歳〜59歳ではわずかに増加し、60歳以上では特に増えている傾向が見られた。
お花見をする場所について聞いてみると、予定者の70.2%が「昼間に近場の桜が咲いている場所」と回答した。次いで「昼間に近場の桜の名所」が42.2%で続いている。
昨年と比較すると「昼間に近場の桜が咲いている場所」は減少し、「昼間に近場の桜の名所」は14.2%も増加している。さらに、「(桜が咲く所への)日帰り旅行やドライブ」(18.9%)や「(桜の名所への)日帰り旅行やドライブ」(14.9%)も昨年よりも割合が増えている。
「昼間に近場の桜が咲いている場所」でのお花見を一緒にする人については、「同居の夫・妻」が約6割と最も多く、次いで「友人・知人」が約3割で続いた。「友人・知人」は昨年と比較して13.7%の増加となった。一方で、「ひとりで」は6.6%と昨年と比較して10.9%の減少となっている。
今シーズンにお花見の予定・意向ありの人に、お花見の予定金額を聞いてみると、6,935円となった。昨年から3,200円ほどアップしている。
今年のお花見についての考え方を尋ねてみると、「屋外なので対策すれば大丈夫」「1年に1度の桜くらいは楽しみたい」といったポジティブな内容が上位に並ぶ結果となった。以下、「ごく少数で(1〜2名)」「常にマスク着用で会話も少なく」といった新型コロナへの感染対策が続いている。
昨年と比較して、「屋外なので対策すれば大丈夫」は大きく増えており、一方で感染対策に関する内容は減少している。