俳優のオダギリジョーと櫻坂46の山崎天が出演する、相鉄ホールディングス・相鉄東急直通線開業記念ムービー「父と娘の風景」が、16日から公開される。

  • 相鉄ホールディングス・相鉄東急直通線開業記念ムービーに出演した山崎天(左)、オダギリジョー

同ムービーには、オダギリと山崎が父娘役で登場。相鉄線の車内を舞台に、“25人のオダギリ”と“25人の山崎”で父と娘の12年間をワンカットで描いている。幼少期・思春期・反抗期など小学生から高校卒業までさまざまに変化していく親子の関係を、オダギリと山崎をはじめ、6歳から46歳まで総勢50人の父娘キャストが演じた。

音楽はPUNPEEが担当。ハナレグミの名曲「家族の風景」をサンプリングし、自身の代表曲「タイムマシーンにのって」を再解釈した楽曲となっている。

■オダギリジョー&山崎天インタビュー
――撮影の感想をお願いします。

オダギリ:面白かったですよね。こういう手の込んだスケールの作品は少ないので、すごく楽しかったです。

山崎:こだわりがすごく強かったです。

――初共演とのことですが、互いの印象や共演した感想をお願いします。

オダギリ:天ってすごい名前だなというのと、お父さんが自分より若いのに驚きました。

山崎:クールな方だなと思いました。こんなお父さん中々いないなって思います。渋くて、洒落たお父さんだなと思いましたし、一緒に(撮影)しているシーンとかはすごく娘のことを思ってくれている、遠くの方から見守ってくれる優しいお父さんだなと思いました。

――反抗期など親子の距離の変化が描かれていましたが、山崎さんはご両親に反抗してしまう時期はありましたか?

山崎:反抗期はがっつりあったタイプなので、小学校5年生の時は毎日喧嘩していて、お母さんが家を出て行ってましたね。もう今はめちゃめちゃ仲良しですが、昔はありましたね。

オダギリ:女の子とお母さんは合うか合わないかはっきりしますよね。

――映像で幼少期の娘が「遠い」と言うシーンがありますが、子供の頃に遠くの町まで電車で行った思い出はありますか?

オダギリ:僕は地元が岡山なんですが、長い休みは必ず神戸の親戚の家に電車で行っていたんですよ。小学生の時は、行きの駅で母親との別れに泣いて、また岡山に戻る電車の窓外の親戚に向かって泣いて。別れに毎回泣いていましたね。

山崎:遠くの町に出かけたというよりは、改札に入るときに子供料金の切符を入れるとき、ピピーって音が鳴るんですけど、身長が高い子供だったので毎回駅員さんに疑われていました。すごく覚えています。

――オダギリさんは岡山、山崎さんは大阪の出身ですが、横浜エリアへの思い出やイメージをお聞かせください。

山崎:横浜は赤レンガがあるじゃないですか。メンバーの森田ひかるとクリスマスイブにクリスマスマーケットをやっていたので、2人でプライベートで遊びに行きました。

オダギリ:古い町並みとか建物が残っていたり、ロケに似合う街なんですよね。若い時から横浜で撮影することが多かったので、画になる街だなって印象があります。

――今回の楽曲は、PUNPEE「タイムマシーンにのって」とハナレグミ「家族の風景」のコラボレーションです。楽曲を聴いてどう思われましたか?

山崎:すごくおしゃれで、今日撮った映像にあの音楽が合わさるとすごく良くなるだろうなと思います。時の流れも感じたりとか、今回カウントで厳密に撮影したので、ぴったりはまるとすごいおもしろい映像になるのではないかなと思います。私もすごく楽しみにしています。

オダギリ:家族・父娘をテーマにしてますし、ばっちりはまるんじゃないでしょうか。

――2人が思い浮かべる「家族の風景」はどんなものですか?

山崎:私の家族はカラオケがとにかく好きなので、お正月は帰るといつもカラオケに行って歌って踊るので、それが家族のスタイルかなと思います。

オダギリ:それはかなり仲いいですね。

山崎:仲いいですね。(姉妹が)下が2人いるのでその2人がずっと歌ってます。

オダギリ:親の前でよく歌えますね(笑)! 僕、絶対無理です。恥ずかしくて。でもうらやましいですね。

――「タイムマシーンにのって」行ってみたい瞬間はありますか?

山崎:自分が生まれた瞬間とか、妹が生まれた瞬間とか見に行きたいですね。写真でしかやはり生まれた瞬間は見れないので、映像だとまた違うんだろうなと気になりますね。

――映像をご覧になる方へメッセージをお願いします。

オダギリ:日々続いていく暮らしとそれに寄り添う電車の姿を映した素敵なムービーになったかと思います。是非多くの人に見ていただきたいです。

山崎:1人の娘として役に共感できることもすごくあり、成長と巣立ちの物語を精一杯演じさせていただきました。父と娘の関係が変化していく姿に是ぜひ注目していただきたいですし、すごくおもしろい映像になっているかと思いますので、何回も繰り返し細かいところまで見ていただけたらなと思います。

■PUNPEEコメント
PUNPEEでございます。この度は個人的にも思い出のある楽曲の再構築、感慨深かったです。各駅、快速、特急とありますが時を超えサンプリングという形で相鉄線がタイムマシーンとなり、その頃の感覚をゆっくり乗せてきてくれました。ありがとうございます!

■ハナレグミコメント
まさに音楽はタイムマシーン! イントロや歌声やビートその響きに乗って、一瞬でいつかのあの日にひとっ飛びできるんだもの。PUNPEEの名曲「タイムマシーンにのって」とハナレグミの「家族の風景」2つが、PUNPEEの最高の再解釈によってこうしてまた新たな1曲になって産まれられた事に興奮してます!