アパレルメーカーのアダストリアは「GLOBAL WORK(グローバルワーク)」の新業態として「GLOBAL WORK Smile Seed Store(グローバルワーク スマイルシードストア)」を立ち上げ、3月15日から公式WEBストアで販売を開始します。ベーシックラインに特化したブランドということで、どのような商品が並ぶのか、初お披露目となる内覧会を覗いてきました。
"日常をより豊かに過ごす"ためのブランド
これまでニューファミリー層(世代の若い夫婦と子どもたちで構成される家庭)のオンシーンを中心に商品展開してきたGLOBAL WORK から、よりデイリーニーズに特化したファッションを提案する同ブランドは、3月15日12時から公式WEBストア「.st」で販売を開始します。今後は、3月17日に東京・八王子の「イーアス高尾」、3月24日には千葉・船橋の「イオンモール船橋」に実店舗の出店を予定しています。
誕生背景について、同社執行役員グローバルワーク営業本部長・太田訓氏は「昨今ファッションに関する価値観が変化し、安いというだけではなく、お客様が納得感を持って購入できる商品でないと買っていただけないと捉えている。日常をより豊かに過ごすための需要の高まりから、オフシーンやデイリーで使える、ベーシックで日常に寄り添えるようなリーズナブルな商品をSmile Seed Storeで展開していく。さらに、地域との繋がりを重要視する価値観も芽生えていることから、お客様にとってより身近な地域に出店し、接点を持つことを挑戦したい」と話しました。
今後も、地域密着型ショッピングセンターを中心に、総合スーパー(GMS)やショッピングセンター内の衣料品売り場などへ出店を予定し、5年で150店舗規模の出店を目指していくのだそうです。
スーパーやコンビニのように"シンプルで迷わない"店内
同ブランドでは、20〜30代の男女と子どもをターゲットとし、ウィメンズ、メンズ、キッズを中心にインナーやホームウェアも取り揃え、ベーシックでシンプル、エイジレスなデザインのアイテムを拡充させた、日常に寄り添ったラインアップを展開しています。各価格帯は、シャツ1,790〜2,970円、スエット1,980〜3,980円、ボトム1,980〜3,960円、アンダーウェア660〜1,980円と手に取りやすい価格に設定されていました。
実店舗では、スーパーやコンビニのように"シンプルで迷わない"空間ならびに商品陳列を意識し、高層什器を中心としたシンプルな什器を設置。什器ごとに素材軸でアイテムを陳列し、商品の魅力がわかるポップをディスプレイすることで、ストレスなく買い物ができるようになっています。
実店舗を再現した会場を見ていると、性別関係なく着られるシンプルなデザインのアイテムが並んでいました。アパレルショップに行くと必ず目に入るマネキンですが、同ブランドでは、スーパーで野菜を手にとるように、まずは商品を触ってもらい、素材の良さを体感してもらうためにの店内には4体ほどしか置かない予定なのだそうです。
オススメのアイテムや新素材のものには、GLOBAL WORKのロゴをあしらったポップが飾られています。
従来のGLOBAL WORKに比べて拡充したインナーやルームウェアは、触り心地の良いアイテムがずらりと並んでいました。
ソックスもバラエティ豊富に並んでおり、中には足袋タイプも展開されています。パッと手に取ったものの金額を見てみると、わずか330円とお財布に優しい価格設定でした。
ウィメンズ用のアクセサリーも扱っており、ベーシックなスタイリングのアクセントになります。価格は330円からとリーズナブルにも関わらず、トレンド感のあるアイテムが並びます。
ショッピングバッグは、耐久ポリ袋を採用。買い物の後も繰り返し使用することも可能です。
リーズナブルな価格でベーシックな商品を扱う同ブランドでは、シーズンを問わず、毎日を心地良く過ごせるアイテムを揃えることができます。素材にこだわったアイテムを生活に取り入れたら、オフな時間をより快適に過ごせるかもしれません。近くに寄った際には、実際に触って素材感を確かめてみてくださいね。