ヤフーは、「Yahoo! JAPAN ID」のユーザー認証において、パスワードレス認証技術「パスキー」に対応した。

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    ヤフーが「パスキー」に対応

パスキーは、FIDOアライアンスが策定した「FIDO2」に準拠する認証方法のひとつで、Apple、Google、MicrosoftなどのOSベンダー/ブラウザベンダーも順次対応を進めている次世代規格。

従来の方法でWebサービスにおいて生体認証機能を使うには、端末ごとに利用設定が必要だったが、パスキーに対応していれば同一のApple IDやGoogleアカウントでログインしたスマートフォンやタブレットなどでシームレスに生体認証を利用できる。

Yahoo! JAPAN IDでは2017年からSMS認証、2018年から生体認証に対応しており、すでにアクティブユーザーの7割以上がいずれかの方法を利用している。パスキー対応により、さらにパスワードレス認証の普及を推進していく。

Yahoo! JAPAN IDにおける現時点のパスキー対応環境は、「Android 9以上かつ画面ロックを設定済み」「iOS 16/iPadOS 16以上かつ画面ロックを設定済み」「macOS Ventura以上かつ画面ロックを設定済み」の3通り。Apple ID経由では2022年11月に対応済で、今回Googleアカウントへの対応が完了した。