学情は3月13日、2023年4月入社の「入社式」に関する調査結果を発表した。調査期間は2月20日~28日、調査対象は企業・団体の人事担当者、有効回答は612人。
2023年4月入社の入社式について、実施方法を尋ねたところ、「リアルで実施」が81.2%を占め、前年(67.2%)より14.0ポイント増加した。回答者からは「大切な機会なので、対面で実施する」「同期との人間関係を築いてほしい」といった声や、新型コロナウイルス禍後、初めてリアルで開催するとの声も寄せられたという。
リアルで実施する入社式の規模を聞くと、91.8%が「コロナ前と同規模」で実施予定と回答。「2020年~2022年はオンラインでの開催や、規模を縮小しての開催としてきたが、今年はコロナ前と同規模で実施を予定している」「2019年4月に実施した入社式と同規模で実施する」などのコメントが見られた。
リアルで開催する「入社式」での「マスクの着脱」の対応予定については、「マスク着用を求める予定」が50.0%でトップ。以下、「検討中」が32.8%、「個人の判断に委ねる予定」が13.1%、「マスクなしを容認する予定」が4.1%と続いた。
「マスク着用を求める予定」と答えた企業からは、「事業運営上のリスクを低減するため」「新入社員に『個人判断』を委ねても判断しにくいと思うので、会社として指針を出す予定」といった意見があげられた。