日本財団はこのほど、「国会と政治家」をテーマとした第54回「18歳意識調査」の結果を発表した。調査期間は1月27日~2月1日、調査対象は全国の17歳~19歳の個人、有効回答は1,000人。
今の日本の政治について、どの程度関心があるか尋ねると、過半数の54.9%が「関心がある(どちらかというと含む)」と回答。一方、「関心がない(どちらかというと含む)」は45.1%だった。
政治に関心がない理由については、女性は「よくわからないから」(26.5%)、男性は「なんとなく/特に理由はない」(37.2%)が最多となった。
今の日本の政治に対する印象について、どのような印象を持っているか聞くと、「クリーンである(不正や不透明なところがない)」との項目では81.3%が「そう思わない(どちらかというと含む)」と答えた。また「期待ができる」では「そう思う(どちらかというと含む)」が20.1%にとどまるなど、すべての項目において7割以上が否定的な印象を持っていることがわかった。
内閣や裁判所など日本の機関に関する信頼度を調べたところ、最も信頼されている機関は裁判所で55.8%(信頼している+どちらかというと信頼している)。他方、内閣の信頼度は24.3%、国会は24.4%、与党は22.3%、野党は21.2%にとどまり、これらの機関については過半数が信頼していないことが明らかになった。