歌手でタレントの藤本美貴が12日、東京・ヒューリックホール東京でコンサート「藤本美貴20周年記念!大感謝ライブ! ~ミキティアイドルやります! 春の大集会! ~あしたから21周年~」を開催。夜公演のダブルアンコールに、庄司智春が登場した。
藤本の歌手デビュー20周年の集大成となるソロライブ。紺野あさ美・田中れいなを迎えてのパフォーマンスなど本編14曲、アンコールで代表曲の「ロマンティック 浮かれモード」を披露した藤本は、ミキティコールの中再びステージに登場すると「このままでは皆さんを帰せません。そう、あの人! 庄司ー!」と夫の庄司をステージに呼び込んだ。タンクトップに赤いパンツ、ボディにオイルを塗り、本人曰く「完全体」の庄司が「ミキティー!」と叫ぶと、客席も「庄司ー!」と愛あるシャウトで応える。
「ライブ見させていただきました。最高でしたね。お邪魔します、庄司智春でございます。その節は本当に申し訳ございませんでした」と自身との熱愛発覚で藤本がモーニング娘。に脱退した過去に触れつつ、庄司は「当時迷惑をかけたメンバーも来てくれて。こうやって1人ひとり謝っていって、全員への謝罪が終わったら“卒業式”をやるのはどうでしょう?」とポツリ。「ドラマでも落ちこぼれの卒業式ってあるじゃないですか。矢口真里も呼びましょうよ! あの人飛んでくるよ! 僕が原因ですけど、卒業式が見たい!」と提案した。我ながらいいアイデアとばかりに「ほかのアイドルグループもひっくるめて、垣根を超えてその走りになればいいんだよ」と熱弁されると、藤本も「私には垣根もないし、ハロプロの枠を超えて卒業できなかった人を集めて開催するのもいいかも」と頷き、「卒業できなかった子ってそんなにいるのかな?」と思いを巡らせた。
最後の楽曲となったのは、アンコールに引き続き「ロマンティック 浮かれモード」。ファンが“土下座”をするなど、おなじみの“オタ芸”を庄司も見せ、ステージ上でバックダンサーのように藤本を盛り上げた。そして「歌ってくれてありがとう!」と告げると、先に会場を去った。
藤本は「歌って踊ることができて、幸せです」と客席の隅々まで手を振り、「次はいつやるか分からないけど、頑張ります。皆がまた来てくれるって言ってくれたので、その言葉を信じて近いうちにお会いできたらと」と宣言。20年経っても色褪せぬ藤本の魅力に呼応するように、声出しが解禁された客席には「ミキティ最高!」と色褪せぬ熱いコールが響き渡った。
現在、19日までStreaming+でアーカイブを視聴できる配信チケットを配信中。
■セットリスト
- 1.会えない長い日曜日
- 2.Let's Do 大発見!
- 3.幼なじみ
- 4.シャイニング 愛しき貴方
- 5.SWEET 19 BLUES
6.Time goes by
7.涙が止まらない放課後(+紺野あさ美)
8.浮気なハニーパイ(+紺野あさ美、田中れいな)
9.Go Girl~恋のヴィクトリー~(+紺野あさ美、田中れいな)
10.SEXY BOY~そよ風に寄り添って~(田中れいな)
11.そっと口づけて ギュッと抱きしめて
12.涙Girl
13.ボーイフレンド
14.ブギートレイン'03
EN1.ロマンティック 浮かれモード
EN2.ロマンティック 浮かれモード(+庄司智春)