R&Cは3月9日、「R&Cマガジン」にて実施した副業時代の不動産投資の実態調査の結果を発表した。調査は1月11日〜24日、18歳以上65歳以下の男女で実物不動産に投資している会社員288人を対象に行われたもの。
まず、実物不動産投資に成功したという人は288人中128人で、割合は約44.44%となった。成功している運用する物件の種類を回答数順に見ると、「新築マンション(1室)」「中古マンション(1室)」「中古マンション(2室以上)」が上位に。アパートは、部屋単位より一棟建てでの運用が多く見られた。
物件別の成功率は、1位は「新築マンション(1棟)」で82.61%、2位は「新築一戸建て」で80.00%、3位は「新築アパート(1室)」「中古アパート(1室)」で同率の76.92%という結果となっている。
運用歴については「9年以上」が50人で最多となった。次いで「3年以上〜5年未満」が24人で続いている。運用歴別の成功率は、「7年以上9年未満」が61.54%、「3年以上〜5年未満」が54.55%、「9年以上」が52.08%。
また、3年未満の運用歴の人は成功率が低く、実物不動産投資では運用歴は3年以上経たないと成功率が上がってこないものと推測される。
物件の探し方で最も多かったのは、「不動産業者に直接相談した」(63人)であるが、成功率では48.84%にとどまっている。一方で、回答数は3位ながら、成功率が60.61%と最多であったのは「不動産投資専門サイトで探した」となっている。
自身のリサーチ力を信じた「自分で直接探した」のは49人で、成功率は52.69%であった。
実物不動産投資に「失敗した」と回答したのは、288人中27人。約9.4%となっている。物件の探し方を見ると、「不動産業者に直接相談した」が最も多く、次いで「自分で直接探した」「知人に紹介してもらった」が続いた。
失敗する割合では、「その他」を除くと、「知人に紹介してもらった」が13.46%、「相続した」が12.77%となっている。