「エリエール」のマスク「ハイパーブロックマスク Zutto」、「ハイパーブロックマスク ムレ爽快」などを展開する大王製紙は、2月14日~2月16日にかけて、直近1カ月で日常的にマスクを着用している全国の1,000名を対象に「今後のマスク着用に関する意識・行動変化調査」を実施した。
政府は3月13日からマスクの着用に関して屋内・屋外を問わず「個人の判断」に委ねる方針を決定。また、5月8日に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の類型に関しても季節性インフルエンザと同じ5類への移行の方針を決定した。
これらの方針に伴い、現在マスクを着用している人々は今後のマスクの着用に関してどのように考えているのか、意識・行動に変化があるのか調査を実施。その結果、多くの人が今後もマスクを着用したいと考えている実態や、シーンによって使い分けを考えていることが明らかとなった。
マスク着用の方針が「個人の判断」に委ねられるようになってからも、マスクの着用を続けたいと思うか尋ねたところ、26.2%が「いつも必ず着用したい」、32.6%が「できるだけ着用したい」、23.4%が「必要なときのみ着用したい」、6.2%が「感染リスクが高い場所のみ着用したい」と回答し、合計88.4%の人がシーンに応じて着用を続けたいと考えていることが判明した。
一方、マスク着用をやめたい派は「息苦しい・耳が痛い」「邪魔だから」「効果がない」と考えていることが判明。マスクの着用を続けたい理由としては、「5類に移行したとしても感染リスクや死亡リスクは変わらない」や「マスクを着用することにより安心感がある」など、これまで新型コロナウイルスの感染対策としてマスクを着用していた日常からすぐには変えられないと考えている人が多くいることが判明した。また、「マスク着用はマナーだと思う」や「マスクはエチケット」、「周りの目が気になる」など、周囲の状況も考慮してマスク着用の継続を考えている人も多くいるようだ。
一方、マスクの着用をやめたい理由としては、「マスクの着用は感染予防に効果がない」や「邪魔だから」、「息苦しいから」、「耳が痛いから」などが挙げられた。
今後のマスク着用に関して、「できるだけ着用したい」、「必要なときのみ着用したい」、「感染リスクが高い場所のみ着用したい」と回答した人に対して、着用する/着用しないをどのように決めようと考えているか尋ねたところ、「高齢者や持病がある人がいるかどうか」、「周りの人に合わせる」、「密集している場合や人が多いときは着用」といった意見が多く見られた。
日常のさまざまなシーンにおいて今後もマスクを着用したいと思うかを東名阪地域とその他の地域に分けて尋ねたところ、マスクを着用したいシーンの1位は「医療機関や高齢者施設」(東名阪地域:84.3%、その他の地域:88.6%)で、2位は「公共交通機関(電車、バスなど)」(東名阪地域:78.9%、その他の地域:86.0%)、3位は東名阪地域では「お店(ショッピングモールやデパートなど)」78.1%、その他の地域では「公共交通機関(飛行機、新幹線など)」84.8%という結果となった。
重症化リスクが高い人も多い「医療機関や高齢者施設」に加えて、会話等が比較的少ない「公共交通機関」や、「お店(ショッピングモールやデパートなど)」であっても、不特定多数の人の往来があるシーンでは今後もマスクの着用を続けていきたいと考えている人が多いことが判明した。
※東名阪地域:埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県
続いて、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行後、今後のマスク購入量に変化があると思うかを尋ねたところ、71.3%の人が「変わらない」と回答した。
さらに、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行後、自身の周りの人にマスクを着用してほしいかどうか尋ねたところ、28.6%の人が「いつでもマスクを着用してほしい」、62.5%の人が「シーンに応じてマスクを着用してほしい」と合計91.1%の人が周りの人に「着用してほしい」と考えていることが判明。
調査の結果を受けて、多くの人が今後もマスクを着用する意思があるとともに、周囲の人にも着用してほしいと考えていることが明らかになった。一方、マスク着用をやめたいと考えている人の中には、「息苦しいから」「耳が痛いから」などつけ心地の不快さを原因とするものもあり、マスクを替えることで軽減される可能性も含まれている実態が判明した。