ソニー銀行は3月8日、「パートナーとのお金事情に関する調査」の結果を発表した。同調査は2月3日~6 日、結婚から3年以上経過している全国の30~40 代の既婚者(男女)500人を対象に、インターネットで実施した。
家族生活においてストレスを感じることを尋ねたところ、最も多い回答は「お金・家計」(57.2%)で、「家事」(47.8%)、「育児」(40.7%)、「夫婦仲(家族仲)」(35.2%)と続いた。
夫婦仲について聞くと、お金・家計にストレスを感じていない人のうち、「夫婦仲が良好だと思う」と回答 した人は88.8%だった。お金・家計にストレスを感じていない人は、感じている人と比べ、夫婦仲が良いと回答した割合が30%ほど高くなっている。
夫婦間において、家計に関して揉めたことがあるか尋ねると、56.8%が「ある」と答えた。揉めたエピソードを具体的に聞くと、「仕事が忙しく、家計管理について話し合えない」「家計を妻に任せっきりで、状況の把握ができていない」「特にお金のことに関してのルールを決めずなんとなく過ごしているため、将来への不安がストレス」といった声が寄せられた。
揉め事の原因について尋ねたところ、「必要な貯蓄ができていない」(20.2%)、「収入に対して支出が多すぎる」(19.6%)が上位を占めた。
家計管理に関して結婚前にやっておいて良かったことを聞くと、最も多い回答は「夫婦で家計を管理するための口座の開設」(12.8%)で、僅差で「家計に関する夫婦間のルール作り」(12.6%)が続いた。
夫婦で使用している家計用の口座はいくつあるか尋ねると、47.0%が「2つ以上」、30.2%が「1つ」と答えた。合わせると、夫婦で使用している家計用の口座がある人は77.2%だった。