先日、ファッションを重視する方針を発表して注目を集めたワークマン。今まで以上に、街中で見かける機会が増えるかもしれませんね。
そんな同社、春夏コレクションの会場で「登山」にフォーカスしたリュックがありました。初めて同ジャンルで展開したそうなので、詳しく紹介したいと思います。
ワークマンの登山リュックの機能
「INAREM GEAR シェルパック」という本商品、80Lと50Lの2サイズが発売されています。ぱっと見普通な気もしますが、そこはワークマン。何か隠されたギミックがあると睨み、担当者の方に特徴を聞ききました。
担当者「本リュックは背中側にフレームが入っていて、背負った時の高さを調節することができます。高め・低めと自分が背負いたい最適なポジションに調整できます。また肩回り、腰回りなどのクッションがかなり分厚く体への負担を減らし、疲れを抑えるのも特徴です」
もちろんワークマンらしい、本体の随所にある収納ポケット、本体前面をカバーするレインカバーが付属するなどの「至れり尽くせり」感も健在ですよ。
「INAREM GEAR(イナレムギア) シェルパック80」(7,800円)、 「INAREM GEAR(イナレムギア) シェルパック50」(6,800円)として既に販売されていて、店舗によって在庫は異なるそうです。
なお、このリュックは「INAREM」という独自開発の透湿防水素材を採用。その特長は「耐水圧・透湿10,000」で、レインウエアでも使用されています。
耐水圧は雨天でも強いとすぐに分かります。もう一つの透湿は? と首を傾げていると「夏場や長時間の使う場合、蒸れて快適さが失われるため、蒸れにくさが必要ですよね」と担当者の方より助け船が。
確かに、リュックを背負うと背中の密着部分が蒸れる。その不快感を軽減できるのはいいですね! ということで、同素材を使うレインウェアも見てみましょう。
レインウェアなのに「蒸れにくい」
「INAREM PREMIUMレインジャケット(イナレムプレミアム)」(4,900円)という本製品、よくあるレインウェアは「蒸れ」が難点ですが、こちらは透湿度3万5,000というスペックを誇るので通気性が良い優れものだと担当者が太鼓判を押します。
左のクライムグリーン、クライムマスタード、クライムバイオレットが新色として発売中です。※クライムバイオレットのみ4月発売予定
もう一つの特徴が「ダイヤルフィットシステム」というフードの形を調整する機能。例えば風が強い時にフードがバタつくのが気になる時、ありますよね? そうした場面で活躍するのが本機能で、後頭部の首上あたりのダイヤルを回転させてフィット感を調整できるのです。
また内ポケットは収納と合わせて、本体をまとめるポケッタブル仕様でも機能。この辺りの機能性はワークマンが得意とする領域です。
機能性+低価格。ワークマンの原点を「体現するアイテム」だと筆者は思います。ファッションにも軸足を置くという同社ですが、ベースとなる部分は変わらないでいてほしいですね!