LIXILは3月6日、「働くパパママの仕事と家庭に関する調査」の結果を発表した。調査は2月、既婚で子どもがいる共働き家庭の20代〜50代男女400人を対象に行われたもの。
まず、仕事と家庭を両立するために、26%の男性は「優先順位を下げたものはない」と答えた一方で、女性の93%が「1人の時間」「友人の交流」「睡眠」などの優先順位を下げている事が分かった。
女性を対象に仕事と家庭を両立するために工夫している家事があるか聞いてみると、20代〜30代の74%、40代〜50代の56%が「ある」と回答した。具体内容は、「掃除の頻度を減らす」「便利家電の利用」「パートナー以外による協力」となっている。
男女別で、自身は十分に家事や育児を行っていると思うか尋ねたところ、女性では72%、男性では53%となった。
実際に行っている家事や育児の内容についての質問では、男性では「ゴミ出し」を除いて女性を下回る結果となっている。
また、在宅勤務をしている男性・していない男性で比較すると、「買い物」「送り迎え」「子どもの寝かしつけ」において約2倍の差が見られた。
家庭内でパートナーがしてくれる家事や育児に対する不満について尋ねたところ、「不満がある」の回答は男性が38%なのに対して女性は68%で、約2倍の差があった。
トイレまわりにおける家族に対して困っている事については、「便器を汚してもそのまま」「トイレットペーパーの芯の放置」が多く見られた。また、全ての項目において、男性よりも女性の方が「(家族に対して)困っている」と回答している。