目玉焼きの焼き加減と調味料についてマイナビニュース会員にアンケートをとりました。本記事では好きな目玉焼きの焼き加減と調味料についてのランキングを紹介します。

アンケート内容:
目玉焼きの焼き加減について
・調査時期: 2022年8月23日
・調査対象: マイナビニュース会員
・調査数: 男女合計504人(男性: 392人、女性: 112人)
・調査方法: インターネットログイン式アンケート

好きな目玉焼きの焼き加減を教えてください

  • 好きな目玉焼きの焼き加減

目玉焼きの焼き加減について以下のような結果になりました。

  • 1:半熟よりも前:7.2%
  • 2:半熟:63.5%
  • 3:やや硬め:22.5%
  • 4:硬い:6.4%
  • 5:黄身無し:0.0%

2の「半熟」状態は63.5%のユーザーが選択をしました。黄身の膜が破れた時にトロッとながれるような状態です。3の「やや固め」も22.5%と比較的多い回答結果でした。3番目に多かったのは1の「半熟よりも前」で7.2%になりました。硬いものを好む人は少数となりました。

目玉焼きは月何回くらい食べますか

  • 0~4回:56.9%
  • 5~10回:25.6%
  • 11~14回:5.1%
  • 15~20回:5.1%
  • 20回以上:7.2%

月に目玉焼きを食べる回数は「0~4回」が過半数を占め、最多という結果になりました。2位は「5~10回」で4人に1人の割合です。3位は「20回以上」で、およそ1~2日に1回のペースで食べている計算になります。

目玉焼きの焼き方の種類

目玉焼きの焼き加減に関する名称は、以下のようなものがあるそうです。

  • サニーサイドアップ:35.2%
  • サニーサイドダウン:2.6%
  • オーバーミディアム:5.5%
  • オーバーハード:3.4%
  • ターンオーバー:6.0%
  • ベースドエッグ:11.3%
  • この中にはない:36.0%

目玉焼きという名称は広く知れ渡っていますが、焼き方によって名前が異なるということは認知されていないのか、「この中にはない」が最多回答となりました。2位は「サニーサイドアップ」(35.2%)、3位は「ベースドエッグ」(11.3%)という結果でした。

目玉焼きの焼き加減

以下に目玉焼きの焼き加減とその名称について簡単にまとめました。

焼き加減 目玉焼き説明
サニーサイドアップ 卵黄が見えるように片面だけ軽く焼いた状態。卵白は固まっていないためやわらかい食感
サニーサイドダウン サニーサイドアップとは逆に、卵黄が隠れるように片面をしっかりと焼いた状態。卵白もしっかりと固まっているため、食感はサニーサイドアップよりも硬め
オーバーミディアム サニーサイドアップよりも少し長めに両面を焼いた状態。卵白は完全に固まっているため、食感はサニーサイドアップよりも硬めで、卵黄はまだやや動く
オーバーハード 卵を焼く時に、卵黄と卵白が完全に固まっている状態。食感は非常に硬く、卵黄は動かない
ターンオーバー 卵黄を崩さずに片面を焼いた後に、返して反対側も同じように焼く方法。焼き加減は、サニーサイドアップやサニーサイドダウンと同じく卵黄が見えるか見えないかで判断する
ベースドエッグ 卵を焼く時に卵白を完全に固めずに表面だけを軽く焼いた状態。卵黄は完全に動き、卵白はまだやわらかめ

また、別途アンケートでは目玉焼きにかける調味料について調査していたのでまとめました。

目玉焼きにかける調味料として最も好きなのは?

調査内容:目玉焼きにかける調味料について
調査時期: 2020年4月15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 518人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

調査の結果、目玉焼きにかける調味料として最も好きなのは3分の1近い32.8%が支持した「しょうゆ」となった。1位にかなり引き離されて、2位は「塩コショウ」(10.4%)。以下、3位「ソース」(9.3%)、4位「塩だけ」(6.6%)と続く。間に「何もかけない」(5.8%)を挟み、「マヨネーズ」(4.1%)までが上位5アイテムとなっている。

1位「しょうゆ」(32.8%)
2位「塩コショウ」(10.4%)
3位「ソース」(9.3%)
4位「塩だけ」(6.6%)
5位「何もかけない」(5.8%)
6位「マヨネーズ」(4.1%)
7位「ポン酢」(3.9%)
7位「辣油」(3.9 %)
9位「ケチャップ」(3.3%)
10位「めんつゆ」(2.9%)

目玉焼きにかける調味料が好きな理由

「しょうゆ」

・「ご飯のおかずになりやすい」(34歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「子どもの頃から醤油だったので、目玉焼きには醤油だと思っていました」(49歳女性/広告・出版・印刷/その他・専業主婦等)
・「いろいろあるけど、まずは醤油。半熟で。サニーサイドアップ」(43歳男性/専門商社/営業関連)
・「シンプルだけど、相性は醤油が一番だと思う」(35歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)
・「玉子と醤油がよくマッチして、味にコクが増して風味が豊かになる」(35歳男性/その他/公共サービス関連)
・「子どももの時から自然にかけていて、逆に他のは考えられない。試したことはないが、しょうゆ以外は合わないと思っている」(44歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「定番中の定番。素朴でおいしい」(45歳男性/サービス/その他・専業主婦等)
・「丼にご飯入れて、目玉のせて、しょうゆ、が好きなので」(46歳男性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)

「塩コショウ」

・「シンプルに美味しいから」(49歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「硬めでも半熟でも、どっちにも合う」(41歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「好きというより、それがもう定番、当たり前になっている」(22歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「以前は醤油でしたが、胡椒は美味に味を引き立ててくれるので、最近はこっちにはまってます」(47歳男性/総合商社/事務・企画・経営関連)
・「昔から食べなれた味なので、特に意識せずこの調味料を選んでしまう」(48歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「昔は醤油をかけていたのですが、ここ数年で塩コショウになりました。無駄な風味を入れないことで、目玉焼きの風味が引き立ちます。でも、ごはんに乗せて食べる時は今でもたまに醤油です」(45歳女性/その他/その他・専業主婦等)

「ソース」

・「たっぷりかけて、ご飯といっしょに食べるのが好き」(41歳男性/輸送用機器/メカトロ関連技術職)
・「子どもの頃から目玉焼きにはソースだったから、ソースが当然なような気がしていました。最近は胡麻ドレッシングも好きだけど、やはり目玉焼きにはソースなような気がします」(48歳女性/文具・事務機器関連/事務・企画・経営関連)
・「塩コショウでも良いが、やはりソースをかけて食べると更に美味しいと思うので、これですね。甘めのソースが一番美味しく食べられます」(48歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「ウスターソースではなく、野菜ソース(お好みソースとケチャップを混ぜたようなソース)」(43歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「特に理由はありませんが、ソースにマヨネーズを加えるとお好み焼きみたいな味なので」(49歳男性/専門店/販売・サービス関連)

「塩だけ」

・「卵の半熟の黄身の味を、そのまま味わいたいから。塩は邪魔しない」(43歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「ちょっと塩気があると、味が濃くなる感じがする」(46歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「塩以外、かけたことがない。塩は素材の味本来の魅力を一番引き出してくれる、シンプルかつ一番おいしい食べ方だと思う。実際、余計な味がしないし、目玉焼き本来の味が楽しめておいしい」(38歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「小さいころからそういう食べ方しかしてこなかったため。この手のって、家庭環境によるところが大きいと思う。うちの夫は、目玉焼きに必ず醤油をかけるが、私はかけたことすらない」(49歳女性/教育/事務・企画・経営関連)

「マヨネーズ」

・「マヨネーズは何にかけてもおいしい」(38歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「味が濃いと最高だと思っているので」(41歳女性/サービス/販売・サービス関連)
・「卵に卵をかけるのって、邪道なの?……かな」(35歳男性/建設コンサルタント/メカトロ関連技術職)

「7位〜10位」

・「ポン酢: さっぱりと食べたいから。普段は塩コショウで食べることもあるが、基本的にはポン酢!」(32歳女性/フードビジネス/営業関連)
・「辣油: ご飯のおかずなら」(45歳男性/物流・倉庫/その他・専業主婦等)
・「ケチャップ: 甘酸っぱくて好き」(48歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「めんつゆ: 少し甘みのある、だし醤油のほうが美味しい」(43歳女性/その他/その他・専業主婦等)

調味料についての総評

調味料が好きな理由で多かった意見。「しょうゆ」では、「相性がいい」「味にコクが増す」「定番」「ご飯がすすむ」などのコメントが主なものとなった。「塩コショウ」は「シンプル」「玉子の味が活きる」。「ソース」では「甘めの味が合う」。「塩だけ」は「素材の魅力を一番引き出してくれる」。「マヨネーズ」は「味が濃いと最高」などが印象的だ。

目玉焼きは、これ以上ないほどにシンプルなメニューなだけに、朝食など家で食べる家庭料理としての側面が強い。したがって使用する調味料に関しても、家庭での習慣が現在もそのまま続いている、という事情があるのかもしれない。今回寄せられたコメントの中にも、「昔から」や「子どもの頃から」などの声が多く、当人にとってはごくごく当たり前、という感覚であることがよくわかる。

その点では、日本の家庭における「しょうゆ」の万能ぶりから見ても今回の1位は当然の結果だろう。特にトーストではなく、お米のご飯と一緒に目玉焼きを食べる場合には、「しょうゆ」をかけることでより"おかず感"が増すような気がする。

一方で、昔は「しょうゆ」だったが、現在は他の調味料に変えた、という声もあった。しょうゆから「塩コショウ」に乗り換えたという人は、「無駄な風味を入れないことで、目玉焼きの風味が引き立ちます」とコメントしている。ただし同時に、「でも、ごはんに乗せて食べる時は今でもたまに醤油です」とも言っていて、ご飯とおかずの間を取り持つ「しょうゆ」の実力者ぶりがここでもうかがえる。

有名なグルメ漫画『美味しんぼ』に、「黄身と白身」というエピソードがある。主人公・山岡士郎が勤務する東西新聞社で、目玉焼きの作り方、かける調味料や食べ方について大論争が巻き起こる、というストーリーだが、これもシンプルでありながら、意外に奥が深い目玉焼きならではの展開といえるかもしれない。

さて、今回のアンケート結果はどうだったろう。これまで「目玉焼きにはこれ」と決めて、他の調味料には見向きもしなかったあなたも、明日の朝は少しだけ冒険をしてみてはいかが?