山形カシオは、ダイビング中に会話できる水中無線機「Logosease(ロゴシーズ)」の新製品として、水深・水温を計測し、潜水時間や浮上速度の超過など注意すべき情報を音声で通知する「LogoseaseⅡ」を、4月1日に発売する。価格は97,680円。カラーはマットイエローとマットブラックの2色。
Logoseaseは、ダイビング装備のレギュレーターをくわえたまま、超音波と骨伝導により水中で会話できる小型のトランシーバー。レジャー利用のほか、消防や警察の水難救助隊、港湾での潜水作業、海洋学校の潜水実習といった場面でも活用されている。
今回登場するLogoseaseⅡは、センサーで計測した水深や水温、潜水経過時間、無限圧潜水時間、浮上速度の超過警告などを音声で知らせるアラート機能を新しく備えた。従来モデルは、腕に装着したダイブコンピュータと連動することで音声やブザーで警告していたが、新製品では本体のみで完結する。
本体背面には有機EL表示を採用。潜水後、PCに接続しなくてもダイビングのログを確認できる。このほか、装着時に送受信アンテナを側面へ向くよう変更したことで、会話を伝える超音波がより広がるようになった。
主な仕様は、防水性能が水深55mm、通信の周波数が超音波の32KHz・36KHz・40KHz(3チャンネル)。電源は内蔵リチウムイオンバッテリーで連続稼働時間は約5時間、充電時間は約2時間。本体サイズはW45.2×D39.5×H83.5mm、重さは119g。充電スタンド、USB ケーブル、ストラップが付属する。