mitorizは3月7日、「マスクに関する調査」の結果を発表した。調査は2月15日~16日、同社消費者購買行動データサービス「Point of Buy」の会員(平均年齢48.5歳)を対象にインターネットで行われ、2,011件の有効回答を得た。

  • 今年に入ってからのマスクの着用状況

    今年に入ってからのマスクの着用状況

今年に入ってからのマスクの着用状況を尋ねたところ、「外出時は常につけている」が圧倒的に多い85.1%。また、「屋外ではつけず、屋内では着用している」(10.1%)、「公共交通機関・商業施設のみ着用し他は外す」(3.8%)といったシーンに応じて着用しているも合わせると、着用率は99.1%となり、「マスクを常に着用していない」という人はわずか0.9%という結果に。

また、マスク会食の実施状況に関しては、「常にマスク会食にしている」(27.1%)、「人によってはマスク会食にしている」(26.5%)と合わせて半数以上の人がマスク会食を続けている状況であることがわかった。

  • マスク着用の個人判断について

    マスク着用の個人判断について

大多数の人がマスク着用を続けている中で、3月13日からマスク着用が個人判断に委ねられることについての賛否を聞いたところ、「賛成」(18.7%)、「どちらかというと賛成」(33.0%)と回答した賛成派は51.7%という結果に。実際に「マスクを外しますか?」と尋ねたところ、「抵抗なくマスクを外す」(9.7%)と回答したのは1割程度、「できれば外したいが周りの様子を伺う」(28.2%)と合わせてもマスクを外すことに前向きな人は4割程、6割以上の人が「できれば着用し続けたいが周りの様子を伺う」(12.8%)、「引き続き着用する」(49.3%)と回答した。

また、同様に新型コロナの「5類」移行について聞くと、「賛成」(48.1%)は半数を下回り、マスクの着用について「外したい(「抵抗なくマスクを外す」+「できれば外したいが周りの様子を伺う」)」という人は40.2%だった。

  • 女性がマスクを着用し続ける理由

    女性がマスクを着用し続ける理由

最後に、引き続きマスクを着用する理由を聞いたところ、男女ともに「感染拡大を防ぐため」(男性71.5%、女性70.9%)が最も多く、次いで、男性は「外していることで他人の反応が気になる」(22.4%)に対して、女性は「身だしなみ(ノーメイク、髭)をごまかせるから」(29.7%)という結果に。他にも「顔の一部になっているので着けている方が安心するから」(男性11.9%、女性22.7%)、「外した顔を見られるのがいやだから」(男性6.9%、女性19.5%)も女性の方が高く、女性は顔を隠せることを理由にマスク着用を続けたいと考えている人が多いことがうかがえた。