オープンアップグループが運営する「幸せな仕事総合研究所」は3月7日、「女性と仕事に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は2月24日~27日、働く10~60代の女性1,509名を対象に、インターネットで実施した。
ロールモデルにしたい憧れの女性芸能人について尋ねたところ、最も多い回答は「天海祐希」さんだった。「自立したかっこいい女性だと思うから」「人を引っ張って行く力があると思う」「仕事内容に妥協が見えないところ」など、自立したカッコよさを理由として挙げる声が多かった。
2位は女優で1児のママでもある「北川景子」さんだった。理由としては、「円満夫婦でありながら、キャリアと年齢を美しく重ねている」「美人。仕事と家庭の両立 理解のある夫」といったものが多かった。3位は現在ロサンゼルスを拠点に活動しているモデルの「ローラ」さんで、「自分のスタイルを貫いているところ」を挙げる声が多かった。
4位には女優の「米倉涼子」さん、5位にはバラエティで大活躍中の「アンミカ」さん、6位には今年で90歳となる「草笛光子」さんもランクインした。
働く女性のキャリアアップの考え方について聞くと、53%が「今後、キャリアアップを図っていきたい」と答えた。その際に重要視するポイントとして、最も高かったのは「収入増加」(25.5%)だった。
仕事上で男女不平等を感じる点を尋ねたところ、「給料」と答えた人が47.1%と最も多く、「昇進・昇格」(43.3%)、「評価」(35.7%)と続いた。今後、社会で今後女性が活躍していくにあたって改善してほしい項目について聞くと、「充実した給料」(49.5%)が最も多く、「出産・育児のサポート環境」(47.5%) 、「長期にわたり働きやすい労働環境」(46.9%)という順になった。
働く女性は自身の就業する「会社のサポート」をどう考えているのか聞くと、53.5%が「充実していない」と回答した。その理由としては、「女性特有の健康サポートが充実していない」(37.8%)が最も多く、「子育てと仕事が両立できる環境」(31.7%)が続いている。
自身が就業する会社のサポートが 「充実している」と回答した割合は46.5%で、その理由としては「子育てと仕事が両立できる職場環境」(42.0%)、「妊活休暇・育児休暇がとりやすい」(38.9%)、「メンタルヘルスのサポート」(21.1%)などが上位に並んだ。