東日本旅客鉄道は3月7日、「大井町駅周辺広町地区開発(仮称)」の本格着手を発表した。
品川区が策定した「大井町駅周辺地域まちづくり方針(2020年)」において、大井町エリアのまちづくりを牽引する役割を担う開発として位置づけられ、歩行者ネットワーク整備や防災分野などで品川区や周辺地域・事業者と連携して進める。
大井町エリア全体の賑わいと回遊性の向上につなげ、災害に強く環境に配慮したまちづくりを目指す本計画では、「周辺の高低差に対応した重層的な歩行者デッキを整備し、駅としながわ中央公園方面のエリアをつなぎ東西軸のアクセス性を高める」「大井町駅東口駅舎の改良を行い、開発街区に直結する改札や出口の新設やコンコースの拡張、駅の北側に、バリアフリーでアクセスし、バスやタクシーなどが利用可能な交通広場を整備」「災害時には広域避難場所となる約4,600平方メートルの広場を整備」などが予定される。
歴史と発展性を合わせ持つ大井町の個性を活かし、車両基地上に広がる空やその向こうに見える都心方面の眺望なども取り入れた、豊かな余暇の時間と質の高いくらしづくりを実現する、職住近接の利便性の高いまちづくりを進めるという。