NTTドコモ モバイル社会研究所は3月7日、2021年10月に実施した防災に関する調査の中から、災害情報をテレビで見た後の行動についてまとめた結果を公表した。
この調査では、テレビで災害情報を見た後に何らかの情報行動をとったかを尋ねている。結果は、全体の75%が何らかの行動をとっているということだった。
その行動の内容は、スマホで自分が住む街の詳細な情報を検索したというものが最多。続いてテレビのdボタンで詳細な情報を検索した回答が挙がる。年代別でみると70代ではスマホでの検索が他の年代より低く、テレビのdボタンでの検索が高い傾向にあるが、それでもスマホの検索が37%、dボタン検索が30%で、情報収集の中心がスマホとなっていることがわかる。
また、スマホでの検索/dボタンの検索の実施率を都道府県別にも分析している。dボタン検索の実施率上位5県が九州に固まっているのが興味深い。スマホ検索も上位5県は西日本にあるが、dボタン検索にくらべれば偏りが小さい感がある。
調査概要
- 調査名:2021年防災・減災調査
- 調査方法:Web
- 調査対象:全国 15~79歳男女
- 有効回答数:9,072件
- サンプリング:QUOTA SAMPLING、性別・年齢(5歳刻み)・都道府県のセグメントで日本の人口分布に比例して割付
- 調査時期:2021年10月