声優の宮野真守が、2023年度前期のNHK連続テレビ小説『らんまん』(4月3日スタート)に出演することが7日、発表された。朝ドラ初出演となる。
連続テレビ小説第108作となる本作は、日本の植物学の父・牧野富太郎がモデル。その喜びと発見に満ちた生命力あふれる人生を、美しい草花やみずみずしい里山の情景とともに描き、日本の朝に癒やしと感動のひとときを届ける。実在の人物である槙野万太郎と妻・寿衛をモデルとするが、激動の時代を夢に向かって生きたある植物学者と妻の物語として大胆に再構成。登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描く。主人公・槙野万太郎を神木隆之介、妻となるヒロイン・寿恵子を浜辺美波が演じる。
宮野が演じるのは、高知の自由民権運動家・早川逸馬(はやかわ・いつま)。進むべき道に迷う万太郎に「自由」とは何かを語る。
宮野は「私は今回、自由民権運動を先導する早川逸馬を演じさせていただきます。連続テレビ小説には初めての出演になりますが、主人公『槙野万太郎』に影響を与える重要な役を担わせていただき、とても光栄に思っております」とコメント。
「早川逸馬のシーンは、民衆に訴えかける、派手で情熱的な演説が印象的ですが、普段は冷静でクレバーな部分があり、そこにもカリスマ性を感じられるようにと、監督と相談し合いながら進めていきました。現場では、万太郎役の神木隆之介くんが、天使のような笑顔で迎え入れてくれたので、終始楽しく撮影させていただきました」と撮影を振り返り、「みなさまの心にも残る存在になれたらうれしいです。どうぞ、放送を楽しみにお待ちください」と呼びかけている。
そのほか、天狗・坂本龍馬役のディーン・フジオカ、中濱万次郎(ジョン万次郎)役の宇崎 竜童、高知の呉服商「仙石屋」の主人・浜村義兵衛役の三山ひろし、東京大学植物学教室の初代教授・田邊彰久役の要潤、東京大学植物学教室の助教授・徳永政市役の田中哲司、大畑印刷所の工場主・大畑義平役の奥田瑛二、大畑義平の妻・大畑イチ役の鶴田真由の出演も発表された。