エッグフォワードは3月3日、新人若手の成長に関する実態調査の結果を発表した。調査は1月20日〜25日、毎年5人以上新卒採用を実施しているホワイトカラーの企業に勤める成長意欲の高い新入社員101人を対象に行われたもの。
まず、入社前と入社後で、(残念に)感じたギャップを尋ねたところ、「任される仕事の内容」が41.6%、「仕事量・労働時間」が24.8%、「給与や福利厚生等の処遇」が23.8%で上位となった。
育成担当者または上司と、あなたの成長についてのコミュニケーションについての質問では、「よくとっている」が41.5%で最多となり、「あまりとっていない」が22.8%、「話はするが、成長テーマのコミュニケーションはほとんどない」が20.8%、「ほとんど話をしていない」が10.1%で続いた。
入社当時を振り返って、現在の自身の成長をどのように感じるか尋ねると、「思い描いていたほど、成長できていない気がする」が34.7%で最も多く、以下「期待していたような成長の手ごたえは全くない」が16.8%、「成長できているかどうか、わからない」が13.9%で続いた。
今後、会社では若手が次々と育つと思うか聞いてみると、35.6%が「そう思わない」と回答している。その理由については、「若手を育て上げるのが遅い、若手に裁量のある仕事が回ってこない」「先輩が忙しすぎて後輩を育てる時間が取れないだろうと感じるため」などの声が寄せられた。
もし学生時代に戻れる場合、改めて今の会社に新卒で入社したいと思うか尋ねたところ、「はい」が32.7%、「いいえ」が38.6%という結果となった。
今の仕事やキャリアに悩んだとき、誰に相談するかについては、「社外の友人」が45.5%、「家族」が43.6%、「同僚」が34.7%で上位となっている。
現在、転職を考えているか聞いてみると、25.7%が「考えているが、特に何も行動していない」、18.8%が「考えているが、情報収集に留まる」と回答した。「はい(具体的にアクションしている)」の回答は、10.0%であった。