日本トレンドリサーチは、会宝産業と共同で「放置している自動車」に関するアンケートを実施し、公開した。同アンケートは、2月11日~2月20日の期間、全国の男女1,496名を対象に、インターネット上で行われたもの。
まずは、家や実家などに、動かなくて放置してしまっている車はあるか聞いたところ、4.6%の人が、家や実家などに、動かなくて放置してしまっている車が「ある」と回答した。
続いて、「ある」と回答した人に、どれほどの期間放置しているのかついても聞いたところ、「1年未満」が30.4%と、最も多くの回答となった。しかし「10年以上」が次いで24.6%という結果も。10年以上放置している人に、具体的に放置している期間についても聞いてみると、およそ15~20年間の人が多く、中には30年以上、動かなくなった車を放置している人もいるようだ。
放置してしまっている理由については「修理にお金をかけたくない」や「引っ越しや予定が変わった」といった事情で、やむを得ず車を放置している人が多数。中には思い入れのある車や、両親の遺品だという理由で残している人もいるようだ。
車を放置してしまっている人は今後どうする予定なのかを聞いてみると、34.8%の人が「廃車にする」予定だと回答した。「その他」と答えた人に、具体的な内容を聞くと、どうするか決めていない人がいる一人で、「機会が来ればまた乗るだろう」と考えている人もいた。
また、「売却しようとしている」と答えた人に、売却しようと思う理由を聞いてみたところ、「無駄にしたくない」や「少しでもお金になるのであれば」といったコメントが多く見られた。また、維持費の問題を抱えている人もいることがわかった。
続いて、放置してしまっている車を、買い取ってもらえる可能性があると思うかを聞くと、56.3%と半数以上の人が「買い取ってもらえないだろう」と考えていることがわかった。
それぞれ、理由を聞いてみると、買い取ってもらえる可能性は「ない」と答えた人は「ボロボロだから」や「価値がない」と考えている人が多い。一人で買い取ってもらえる可能性は「ある」と考えている人は「廃車の買取業者の存在を知っているから」と答えた。
最後に、自宅などに放置車が「ない」と答えた人に「自分が住む地域など、動かなくて放置されているような車はあるか」を聞くと、17.3%の人が住む地域などに放置車が「ある」と回答した。
また、そのような車を見てどう感じるか聞いてみると、放置されている車に対して「早く対応して欲しい」「きちんと処理した人が良い」と考える人がいることがわかった。中には「思い出があるのかなと思う」と思う人もいるようだ。