• 毛穴の種類と見分け方

    毛穴の種類と見分け方を解説します

この記事では、毛穴の種類や原因、毛穴ケアの方法をご紹介します。

多くの方の肌悩みの代表格である毛穴ですが、実は一括りに毛穴といってもいくつかの種類があるのです。そしてタイプごとに、原因も異なります。

自分の毛穴悩みにあったケア方法を知りたい方は、最後まで要チェックです。

毛穴の種類・原因と見分け方

  • 毛穴の種類と見分け方

    毛穴トラブルにもさまざまな種類があります

まずは、毛穴の種類とそれぞれの特徴・見分け方をご紹介します。自分の毛穴悩みがどれに当てはまるか考えてみてください。

たるみ毛穴の原因と特徴

たるみ毛穴は、頬やほうれい線の周辺に目立って現れます。しずくや涙のように垂れた形で開いているのが特徴です。

たるみ毛穴の原因は、肌の老化だといわれています。30代に差し掛かった頃から、肌のハリや弾力を維持するために必要なコラーゲンやエラスチンが減少するので、肌のハリや弾力を保てなくなります。そして重力で肌が下に伸びるとともに、毛穴も下へ下へと伸びてしまい、しずくのように垂れた形で毛穴が開いてしまうのです。

開き毛穴の原因と特徴

開き毛穴は、皮脂の過剰分泌が大きな原因です。たるみ毛穴とは違い、丸く毛穴が開きます。

また、詰まっている毛穴を改善しようと無理やり角栓を取り除いたり、紫外線によって肌が乾燥したりすることも開き毛穴に繋がります。

肌は、乾燥すると自らうるおいを与えようと皮脂を分泌させるので、もともとオイリーな肌質の人だけでなく、乾燥肌の人が開き毛穴に悩まされることもあるのです。

詰まり毛穴の原因と特徴

毛穴に皮脂や古い角栓が詰まって、ぷつぷつしている状態が詰まり毛穴です。

この詰まり毛穴は、過剰に分泌された皮脂と、古くなって剥がれ落ちた角質が、毛穴に詰まってしまうことが原因で起こります。鼻や顎に多いのがこの詰まり毛穴です。

黒ずみ毛穴の原因と特徴

毛穴に黒いポツポツが目立ってしまう黒ずみ毛穴は、原因がいくつかあります。

一つ目の原因は、詰まり毛穴の角栓の表面が空気に触れて黒く酸化すること。先述した詰まり毛穴を放置すると、酸化して角栓の表面が黒ずんでしまうのです。

二つ目の原因は、メラニンによる色素沈着です。紫外線や摩擦などの肌へのダメージによりメラニンが生成されることで起きるため、別名「メラニン毛穴」とも呼ばれます。

毛穴がポツポツと詰まっている場合は角栓の酸化による黒ずみ毛穴、ツルツルしている場合はメラニンによる黒ずみ毛穴だと見分けられます。ただし、角栓の酸化とメラニン生成の両方が起こっている場合もあるということを覚えておきましょう。

毛穴トラブルを予防するケア方法

  • 毛穴トラブルを予防するケア方法

    毛穴トラブルを予防するケア方法を解説します

ここからは、毛穴トラブルを予防するケア方法をご紹介します。どの方法も、少し意識するだけで継続できる簡単な方法です。

健康的な生活

十分な睡眠時間と栄養バランスの整った食事、適度な運動といった健康的な生活は、トラブルのない美しい肌の土台になります。

生活習慣が乱れると、肌のキメが粗くなって乾燥などの肌トラブルを引き起こし、毛穴の詰まりや開きの原因になります。まずは、普段の生活を見直し、規則正しい生活をすることを意識しましょう。

洗顔はやさしくぬるま湯で

皮脂が落ちやすいようにと熱いお湯で洗顔料を落としていませんか?

熱いお湯で洗顔すると、肌に必要な皮脂まで落としてしまいます。肌のうるおいを保つために必要な皮脂まで落とすと、肌は過剰に皮脂を分泌しようします。よって、開き毛穴や詰まり毛穴の原因になってしまうのです。

また、強い力で肌をごしごしとこすると、肌に余計な刺激を与えてしまい、肌トラブルや黒ずみ毛穴原因にも。

洗顔をする際には、しっかりと洗顔料を泡立て、もこもこの泡を肌にやさしく転がすイメージで洗いましょう。流す際には、ぬるま湯でこめかみや生え際のすすぎ残しに気をつけてくださいね。

洗顔後は必ず保湿を

洗顔後は必ず保湿をしましょう。洗顔をした後は皮脂が洗い流され、肌が乾燥しやすい状態です。洗顔後はすぐに保湿を行い、肌の乾燥を防ぎましょう。

また、化粧水だけでなく乳液やクリームを使用し、水分の蒸発を防ぐことも重要です。

無理に角栓を抜かない

鼻のまわりの気になる角栓。ピンセットや指で無理やり取ろうとしている人も多いのではないでしょうか。

毛穴の角栓を無理やり引き抜くと、毛穴へ大きなダメージを与えてしまいます。ぽっかりと開いた毛穴が、そのまま戻らないことも。また、指を使って押し出すと指についている汚れや細菌が毛穴に入り、炎症を起こす可能性もあります。

気になっても無理やり毛穴から角栓を引き抜かないようにしましょう。

目立つ毛穴へのケア方法

  • 目立つ毛穴へのケア方法

    目立つ毛穴へのケア方法を解説します

すでに目立つようになってしまった毛穴に悩んでいる方も多いでしょう。ここでは、目立つ毛穴への対処法をご紹介します。

たるみ毛穴にはビタミンCやレチノール

たるみ毛穴が気になる人は、ビタミンCやレチノールが配合された化粧品を使用するのがおすすめです。ビタミンCやレチノールには、肌のハリや弾力を保つために重要なコラーゲンを生成する効果があるので、コラーゲンやエラスチンの減少が原因でできるたるみ毛穴のケアには最適な成分です。

開き毛穴には収れん化粧水

開き毛穴が気になる人は、収れん化粧水もおすすめです。収れん化粧水は、肌をうるおわせるだけなく、過剰に分泌される皮脂を抑える効果もあります。皮脂の過剰分泌により開いてしまう毛穴を、キュッと引き締めてくれますよ。

黒ずみ毛穴や詰まり毛穴には酵素洗顔がおすすめ

角栓が酸化してしまい黒くなった黒ずみ毛穴や詰まり毛穴には、酵素洗顔がおすすめです。普通の洗顔料とは違い、皮脂やタンパク質を分解する作用があり、詰まった角栓や酸化した角栓の改善が見込める洗顔料です。

毎日の使用だと肌への刺激が大きくなってしまう恐れがあるので、週に1~2回の頻度で使用しましょう。

メラニンによる黒ずみ毛穴には美白化粧品

メラニンによる黒ずみ毛穴に悩んでいる方は、メラニン生成を抑えてシミやそばかすを防いでくれる美白化粧品を使用してみましょう。

メラニンの生成にストップをかけてくれるので、黒ずみ毛穴が酷くなるのを防いでくれます。

毛穴が改善しないときは美容医療の検討も

  • 美容医療という選択肢も

    美容医療に頼るのも選択肢の一つです

自分でできる毛穴のケア方法をこれまで紹介しましたが、長期的にケアを継続しないと毛穴の改善はなかなか難しいです。

毛穴の改善が見られない場合は、美容医療を検討するのも一つの手段です。クリニックで医師が一人ひとりの毛穴の状態を確認し、適切な治療をしてくれます。思い切って美容医療に頼ることで、気になる毛穴トラブルを解消できる可能性が高まります。

毛穴の種類や見分け方を知って自分の肌に合ったケアを

今回は、毛穴の種類と見分け方、ケア方法をご紹介しました。間違ったケアを行うと、毛穴トラブルは酷くなってしまう可能性も。日々の生活習慣やケア方法などを見直して、毛穴レスの肌を目指しましょう。