競泳の池江璃花子が6日、都内で行われた「池江璃花子 横浜ゴム所属 発表会」に出席し、新社会人として新たな一歩を歩むにあたって抱負などを語った。
池江は、4月1日より横浜ゴムとパートナーシップ契約を締結。アスリートとしてサポートを受けるのみならず、同社の様々な活動に参加していく見込み。
今春より、同社の広報室に配属されるという池江は、フレッシュなスーツ姿を披露して「初めて自分で選んで作ったスーツです。一目惚れでした」とニッコリ。壇上でマナー講師からレクチャーを受けて、初めての名刺交換を臨むも、緊張からしどろもどろになる一幕も。「ちょっとカミカミで申し訳ないです……」と照れ笑いを浮かべた。
同社を選んだ理由について池江は「横浜ゴムも私自身も世界のトップに(上り詰めたい)。私自身は、また再チャレンジという形になる。それでも一緒に世界のトップを目指していきたいという気持ちが一緒だった」と説明した。
社会人と競泳選手の二刀流になることに触れて「どちらかというと水泳選手をメインに活動することが多い。社会人一年目として、たくさんの社会の色んなことを学びたい。今まで、高校生のときからずっと言っていたんですけど、人間としても、人として成長できるようにがんばりたいです」と意気込み、「会社員としても水泳選手としても横浜ゴムのタイヤのように、粘り強い選手や人になっていければ」と述べた。
また、社会人として新生活を送る今後は「個人的にすごくワインが好き。いつかワインのソムリエの資格をとってみたい」と密かな目標も明かした。
白血病を克服した池江は、2021年の第97回日本選手権水泳競技大会では50m・100mのバタフライと自由形計4種目で4冠を達成。五輪二度目の出場となった東京大会では、リレー3種目に出場し、女子4×100mメドレーリレーでは決勝進出を果たした。2024年夏季に開催を予定しているパリ五輪での活躍が期待されている。