生活協同組合パルシステム群馬は3月10日と15日、伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校で玉ねぎの皮を活用してハンカチを染める「のこり染め」の実習を行う。

  • 生徒それぞれの個性を生かした「のこり染め」

パルシステム群馬は2019年から県内の教育機関と連携し、生徒たちとSDGsの学びを通じた交流を重ねている。

玉ねぎ皮は煮出すことによって染料になる。今回の実習では、県内で廃棄される減農薬栽培の玉ねぎの皮を譲り受けて使用。皮を煮出す時間や温度で染まり上がりの色が異なるため、生徒それぞれがオリジナルのハンカチを個性的な色合いで染め上げていく。

  • 昨年度の「のこり染め」実習

実習の講師はパルシステム群馬の職員が務め、1年生の生徒とともにハンカチを染める。環境配慮型農業に取り組む産地で減農薬栽培された玉ねぎを食材として利用するのみでなく、廃棄される部分にも価値があることを生徒自身が体験する。

ハンカチを浸け置く間は、パルシステム群馬が秋に同校で実施したSDGs学習会を振り返り、責任ある持続可能な生産と消費などをあらためて考える時間に充てる。

  • 作業の合間にSDGs基礎学習の振り返り

「のこり染め」実習は、伊勢崎市立四ツ葉学園中等教育学校 家庭科室において、3月10日の10時~12時、3月15日の10時~12時(両日ともに2クラス合同)に実施する。