ディーサイド留学情報センターは、「海外インターンに関する調査」結果を発表した。同調査は2月3日~6日、有給の海外インターン経験者(アメリカ・カナダ・オーストラリア※学生ビザを除く)1,055人を対象にインターネットで実施した。

  • 海外インターンの月給はいくらくらいでしたか?

海外インターンの月給について聞くと、「10万円~15万円未満」(31.6%)が最も多く、「5万円~10万円未満」(21.4%)、「15万円~20万円未満」(19.4%)、「20万円~30万円未満」(11.2%)と続いた。海外インターンの給料で生活費を賄うことはできたか尋ねると、63.2%が「生活の足しにはできた」と答えた。「完全に賄えた」は26.1%、「ほぼ賄えなかった」は10.7%だった。

ワーホリドリームを実現できたと思うか尋ねると、76.7%が「かなり思う」「少し思う」と答えた。

  • "ワーホリドリーム"は実現できたと思いますか?

有給の海外インターンを選んだ理由について聞くと、「有給のほうがモチベーションを保ちやすいため」(42.7%)が最も多く、「より責任感を持って就業できるため」(40.4%)、「長期でインターンに参加したかったため」(37.1%)と続いた。

有給の海外インターンのメリットについて尋ねると、最も多い回答は「実践的なビジネス語学力が身につく」(38.1%)で、「インターンにかかる金銭的負担が軽減できる」(36.5%)、「ビジネススキルが身につく」(36.0%)という順になった。

  • 有給の海外インターンを選んだ理由、有給の海外インターンのメリット

海外インターンで実際に現地就労をする上で、どのレベルの英語力が必要であると思うか聞くと、「TOEIC600点~700点未満」(29.3%)が最も多く、「TOEIC700点~800点未満」(24.1%)、「TOEIC500点~600点未満」(22.7%)と続いた。

  • 海外インターンで実際に現地就労をする上で、どのレベルの英語力が必要であると思いますか?

日本とギャップを感じたことを尋ねたところ、1位は「価値観・マインド」(54.0%)、2位は「物価」(44.1%)、3位は「給与水準」(40.7%)だった。

  • 日本とギャップを感じたことを教えてください

具体的には「チップをもらったこと」「海外の人は残業をしないこと。上司にも対等に自分の意見を言うこと」「日本より能力至上主義というのを感じて向上心が上がった」「家族同士の交流や地域貢献などの意識が高い。労働時間は基本決まっていて、忙しくなければ就業時間内でも帰れる」「日本人ほど仕事に重きを置いてない」という声が寄せられた。

海外インターンを終え、どのようなキャリアや就職先に進んだか聞くと、最も多い回答は「外資系企業」(24.2%)だった。次いで「宿泊・旅行・観光関係」(15.8%)、「海外企業」(11.8%)となっている。