俳優の岡山天音が、4月に新設されるABCテレビ・テレビ朝日系日曜22時のドラマ枠第1弾作品『日曜の夜ぐらいは...』に出演することが5日明らかになった。

  • 岡山天音 (C)ABCテレビ

岡田惠和氏の書き下ろしとなる同作は、「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマに女性3人の友情を描くハートフルストーリー。足の不自由な母との二人暮らしを支えるため休みなくバイトを続ける娘、家族から縁を切られながらも退屈な毎日に楽しみを求めてタクシー運転手を続ける女性、両親との縁が浅く借家暮らしを送りながら祖母と工場勤務を続ける孫娘……離れた場所に住み、お互いの存在も知らない3人があるラジオ番組をきっかけに運命的な出会いを果たす。そして心を通わせ始めた彼女たちにある“奇跡”が起き、行き詰まっていた人生が静かに動き出すことに。

2009年、『中学生日記』(NHK)のオーディション合格をきっかけに演技の道に入った岡山。今作では岸田サチ(清野菜名)、野田翔子(岸井ゆきの)、樋口若葉(生見愛瑠)の出会いのきっかけとなったラジオ番組の旅行企画の世話役、市川みねを演じる。実はみね自身も参加者の1人にすぎないが、名前同様、“ばぁちゃん”のような性格でベテランリスナーの立場から運営を手助けしたり、陰ながら参加者たちを見守ったりすることに喜びを感じている、心優しき男性だ。穏やかかつ控えめで、サチたち3人組結成の立役者であるにもかかわらず名前を忘れられてしまうようなみねだが、縁あってサチたちと再会し、それぞれの人生に関わっていく。

■岡山天音

――出演が決まったとの率直な感想は?

岡田さん脚本のドラマにまた参加できる! という喜びが大きかったです。

――演じられる「市川みね」はどのような役どころでしょうか?

現段階では模索中の部分もあるのですが、冷たい現実を生きる群像劇の中で、明るさを宿したキャラクターだとは感じているので、楽しみながら柔軟に取り組みたいです。

――久しぶりの岡田脚本作品への出演となります。脚本を読まれた感想は?

女性3人が軸となる今作ですが、それぞれがそれぞれの関係性を育てて行く過程がとても丁寧に描かれていて、一人一人への愛着が芽生えました。岡田さんの声が聞こえてくる様な台本でした。

――視聴者の方へのメッセージをお願いいたします!

登場人物の息吹を感じてもらえる様な作品になれば、と願っております。日常の中にある「ままならなさ」を抱えながら、皆様と共に、市川みねを生きたいと思います。