全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)および全国宅地建物取引業保証協会(全宅保証)は3月1日、「住宅の居住志向および購買等に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は2022年9月23日〜11月30日、全国20歳以上の男女を対象にWebで行われ、2万3,091件の有効回答を得た。

  • 不動産の買い時だと思いますか?

    不動産の買い時だと思いますか?

今、「不動産の買い時だと思いますか?」と質問したところ、「わからない」が最も多く67.2%。「買い時だと思う」は前年調査から4.1pt減少し、2016年調査の24.9%からおおむね減少傾向に。今回、6.4%と過去最低水準となった。買い時だと思う理由を聞くと、「今後、住宅ローンの金利が上昇しそうなので(今の金利が低いので)」(36.8%)、「住宅ローン減税など住宅取得の為の支援制度が充実しているから」 (30.5%)、「不動産価値(価格)が安定または上昇しそうだから 」(22.3%)といった意見が多くあがった。

一方、「買い時だと思わない」人は26.4%。前年調査から0.8pt上昇したものの、ほぼ横ばいの状況が続いている。買い時だと思わない理由としては、「自分の収入が不安定または減少しているから」 (26.0%)、「不動産価値(価格)が下落しそうだから」 (19.4%)、「住宅ローン減税など税制優遇が見直されそうだから 」(12.7%)といった意見が多かった。