女優の原田美枝子が、きょう4日に放送されるテレビ朝日系新ドラマ『6秒間の軌跡～花火師・望月星太郎の憂鬱』(毎週土曜23:30～)第8話に出演する。

  • 左から高橋一生、原田美枝子＝テレビ朝日提供

今作は、地方都市で代々続く煙火店(＝花火店)を舞台に、死んだはずの父・望月航(橋爪功)が息子・星太郎(高橋一生)の前に現れ、そこへナゾ多き女性・水森ひかり(本田翼)も合流、奇妙な同居生活がスタートするという物語。不思議な日常を描いたファンタジーホームコメディとなっている。

原田は、航の別れた元妻で、9歳の星太郎を置いて家を出た母親・理代子を演じる。先週までの展開では、航が遺した日記の内容を見て星太郎が激昂。その内容は、自分が知らないところで航と理代子が愛人関係を続けていたというものだった。また、これまで星太郎が接してきた航の幽霊は、自身が作り出した都合のいい妄想であることが発覚。本物の航の幽霊が現れたことで、真実はさらに複雑なものとなっていく。第8話では、理代子が家を出ていくことになった理由についての星太郎と航の重く切ないやりとり、また星太郎が9歳の頃から抱える思いが語られることに。

これまで黒澤明や神代辰巳、実相寺昭雄、深作欣二ら多くの映画監督の作品に出演し、近年も連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK)など話題のドラマで実力を披露し続ける原田。理代子が歩んできた決して平たんではない道のりを、凛とした美しさの中に秘める悲哀で体現する。