サンスターグループは3月1日、「女性の健康と口腔に関する調査」の結果を発表した。同調査は1月31日~2月2日、全国の女性1,309名を対象にインターネットで実施された。
妊娠中・出産経験のある人で、妊娠前から「むし歯予防・歯周病予防」をしたほうが良いことを知っていたか尋ねたところ、66%が「知っていた」と回答した。出産経験のない人で、知っていた人は51%にとどまり、妊娠・出産がきっかけとなり、事前の歯科健診受診などの予防の重要性の大切さを知る人が多くいることがわかった。
実際に、妊娠前に歯科健診など、むし歯治療・歯周病予防をしたか聞くと、49%が「いいえ」と回答した。
「妊娠により歯肉炎(歯周病)になりやすい」ことを知っているか尋ねると、63%が「知らなかった」と答えた。妊娠前から「むし歯予防・歯周病予防」をせずに後悔をした人は37%、口腔環境の変化を感じた人は55%だった。
妊娠中でつわりに関して困ったことを聞くと、「食事がとれなかった/食事をとりすぎてしまった」(62%)が最も多く、「常に眠かった/睡眠が浅くなった」(47%)、「歯みがきをするのがつらかった」(25%)が続いた。
妊娠中の歯科健診や歯科医への通院は、50%が「通院しなかった(できなかった)」と回答した。その要因として、「歯科医院に行くのが大変」「つわりで治療を受けるのがつらい」「妊娠後期はおなかが大きくて治療台に乗れない」などの回答が多かった。
妊娠中の口腔状態の変化を聞くと、43%が「変化があった」と答えた。1位は「むし歯になりやすくなった」、2位は「歯がもろくなる」、3位は「ハグキの出血がしやすくなった」「口臭が気になる」だった。
何歳から歯周病のケアは必要だと思うか尋ねると、「20代まで」と回答した割合は、妊娠中・出産経験のある女性の方が、出産未経験者より高かった(妊娠中・出産経験者70%、出産未経験者は62%)。