アイスクリーム専業メーカー・赤城乳業は、ロングセラーアイス「ガリガリ君ソーダ」などを約20年ぶりにリニューアルすると発表した。3月中旬より順次全国で発売予定としている。大きい氷の割合を増やし、より爽やかな後味になるという。あわせて、全国の主要都市で、合計10万本の無料サンプリングも実施する。
もはや説明不要かとは思うが、「ガリガリ君」は、ゆっくりと時間をかけて冷凍させた、不純物のない「純氷」をこだわりの大きさに削り、シロップと混ぜ合わせてアイスの中に詰め、ガリガリ食感と爽やかな後味が楽しめるアイスキャンディー。1981年の発売開始以来、子供から大人まで幅広い年代に愛されているロングセラー商品だ。大きな口が特徴のマスコットキャラクター「ガリガリ君」が描かれたパッケージは、誰しも見たことがあるだろう。
今回のリニューアルでは、「ガリガリ君ソーダ」「ガリガリ君コーラ」「ガリガリ君グレープフルーツ」において、かき氷の氷を粗く削ることで、大きい氷の割合を増やし、従来よりも爽やかな後味にしたという。「氷の粒にこだわり抜き、食感と爽やかな後味で、人生の長い相棒・日々の生活の満足向上に欠かせない存在を目指し、また春から夏へと暖かくなるタイミングで美味しく食べてもらえるよう」にリニューアルしたそうだ。
同社によると、昨年6月に実施したガリガリ君に対する消費者調査で「夏、仕事終わり、お風呂上がりのクールダウンやリフレッシュに最適」「キャラクターが目立ち、商品が分かりやすい」「いろんな味があって楽しめる」などのポジティブな意見が多かったという。しかし、「素材・製法のこだわりを理解して購入している」など、ガリガリ君の「こだわり」の部分に注目する意見は少ないこともわかったそうだ。そこで、さらにガリガリ君の「こだわり」を伝えるべく、今回のアイスとパッケージのリニューアルに至ったとのこと。
ここまでの定番商品で、しかも今回のリニューアルは2002年以来、約20年ぶりともなると、はたしてどんな変貌を遂げるのか、気になる人は多いことだろう。同社は今回のリニューアルにあわせて、埼玉県や愛知県、大阪府など全国主要都市の12施設で、リニューアルした「ガリガリ君ソーダ」を合計10万本、無料で配布する計画も発表している。
ネット上では「リニューアル今から期待✨もっとガリガリになるのかな🤔」「夏が近づく音がする」「20年も変わってなかったんだ。だけどアイスのケースを見た時にガリガリ君あるかすぐ分かるのでかなりすごいデザインですよね✨」「打倒ガツみか!」「最近のガリガリ君は全然ガリガリしなかったからこれは期待できる」などの声が寄せられた。