大手菓子メーカー・森永製菓は、ロングセラーアイス「チョコモナカジャンボ」の品質をリニューアルした商品を、3月上旬から発売すると発表した。5年の歳月をかけて完成したとのことで、よりモナカの食感を保持できるようにし、さらにおいしくなったという。

  • 森永「チョコモナカ」構想5年の新技術でリニューアル! パリパリ食感さらに長持ち - ネット「省エネ住宅っぽい」

    「チュコモナカジャンボ」、構想5年のリニューアルで、パリパリしたモナカの食感がさらに長持ちするようになった。確かに、食べているうちにモナカが吸湿してしっとりしてくることはあった

「チョコモナカジャンボ」は、1972年に販売を開始した同社の看板商品で、モナカのアイスに板チョコレートが挟まったアイスクリームだ。モナカ皮とアイスの間にチョコレートがコーティングされているので、モナカがふやけにくくパリパリとした食感を楽しめる特徴がある。

今回のリニューアルでは、「チョコモナカジャンボ」の中にあるバニラアイスの両側面を覆うようにチョコを充填。「チョコの壁」を作ることで上下のモナカが合わさる隙間部分からの吸湿を防止し、モナカのパリパリ食感をより維持することができるようになったという。また、チョコの壁がついたことで、さらにおいしくなったそうだ。

  • モナカの上下の隙間を埋めるようにチュコの壁を追加。チョコの壁によって味わいにも変化がでそう

同社では、2021年春にモナカの食感を保持するための「チョコの壁」を開発し、「バニラモナカジャンボ」に導入していた。同様の技術を「チョコモナカジャンボ」しようと検討したが、その構造の複雑さから実現できずにいたという。そこから、5年の歳月をかけ、アイスの側面にはりつくチョコの品質を開発し、覆う面積を綿密に設計することで今回のリニューアルが実現したのだとか。

このほか同社では、みんなが笑顔になれるアイスを目指す「ジャンボスマイルプロジェクト」を始動。その一環として、「ジャンボのパリパリはなぜ人気なのか?」に関する感性研究をおこなっている。

ちなみにこのプロジェクト、埼玉大学との共同研究だそうで、モナカの食感がパリパリのジャンボと、モナカの食感がしっとりしているジャンボで、食感の違いがもたらす影響を明らかにしようとするものだ。結果として「パリパリジャンボ」を食べることで、リラックス状態へ誘導する傾向が見られたり、精神的な満足感(充足感)を得られたりすることが示唆されたそうだ。

ネット上では「確かに、この位置のチョコ板はw><)b GJ!」「チョコモナカジャンボ好きとしては、また冷凍庫にストックせざるを得ない\(^Q^)/」「省エネ住宅を模したような構造😳たかだかアイスとは侮れないですね🤔」「たべたい」などの声が寄せられた。